関電3億2千万円“裏金” 疑惑の“影の町長・Mさん”が生前、記者に語った言葉 (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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関電3億2千万円“裏金” 疑惑の“影の町長・Mさん”が生前、記者に語った言葉

今西憲之週刊朝日
9月27日に謝罪会見を行った関西電力の岩根茂雄社長(C)朝日新聞社

9月27日に謝罪会見を行った関西電力の岩根茂雄社長(C)朝日新聞社

今年3月、死去した福井県高浜長の森山栄治元助役(C)朝日新聞社

今年3月、死去した福井県高浜長の森山栄治元助役(C)朝日新聞社

 これまでの取材で聞いていた固有名詞、工事での裏金問題などをぶつけても、巧みにはぐらかす。

 まさにフィクサーのような受け答えだった。絶対に自分は表に出ない、不要なことは話さない、というオーラが全身からにじみ出ていた。いくら質問しても森山氏は「話すことないから」というばかり。

「寒いから、これで。私は影の町長じゃないよ。遠くからご苦労さん」

 こう言うと玄関に向けて歩き出した森山氏。

 だが、急に足を止め、記者に逆質問した。

「原発取材は福島の事故から(取材を)はじめたの?」

 うなずくと意味ありげにこう続けた。

「原発はね、深いんだ。わからないよ、なかなか。いろいろあるから。ほんと、いろいろとね…」

「そのいろいろを知りたくて来たのですが…」

 こう問いかけたが、ニタリと笑うだけで、何も答えず、家の中に消えた。

 森山氏が繰り返した「いろいろ」。その中に関電幹部への資金提供が含まれていたのだろうか。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事


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