時間はおよそ1時間。だが、小室さんの代理人の発言は、従来の主張に終始するもので、具体的な進展はない。次回の日程も、決まっていないという。

 今年1月、小室さんが金銭トラブルへの認識について文書を公表した際、小室さんの代理人弁護士は、「眞子さまとの相談の上、作成した」と明かしていた。

 となると、今回の面会の内容も、眞子さまはあらかじめ、承知していた可能性はある。宮内庁は、「結婚関係の儀式を、2020年まで延期する」と発表したが、20年までわずか4カ月。

 金銭トラブルについて、小室さんが公の場で世間が納得できる説明と対応をしない限り、秋篠宮ご夫妻が、婚約にあたる「納采の儀」を進めることはない。

 これからの話し合いが、ふたりの将来を左右するわけだ。

 8月30日、32カ国の首脳夫妻ら44人を招いた天皇、皇后主催の茶会に秋篠宮ご夫妻とともに参加した眞子さま。果たして、その胸中は──。

(本誌・永井貴子)

週刊朝日  2019年9月13日号