夫:何となく、流れに逆らえないまま?

妻:招待状の発送の段になって、相手が会社を辞めていたことが判明した。

夫:転職じゃなくて?

妻:彼氏が私に黙っていたのがショックだった。決定打は、お墓参り。私、結構古風なところがあるんですよ。結婚の報告をしようと、実家のお墓に彼と一緒にお参りに行ったとき、彼氏が、墓前で突然腹痛に襲われて。

夫:うわー。

妻:倒れこむほどの苦しみようで。これはきっとご先祖様が「やめておきなさい」と言ってるのかな、と。

夫:僕はてっきり、彼女が結婚したとばかり。しばらくして「結婚はやめました」って連絡が。ええーっ? 何やのそれ?って(笑)。

「牛窪恵が直面したストーカー被害 『思い出すだけでも吐きそう…』」へつづく

(聞き手・浅野裕見子)

週刊朝日 2018年1月26日号より抜粋