夫を「批評」する音楽家夫妻 長続きの秘訣は“食”にあり? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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夫を「批評」する音楽家夫妻 長続きの秘訣は“食”にあり?

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週刊朝日#夫婦
作曲家でピアニストの野平一郎さん(左)と、作曲家で音楽評論家の多美さん夫妻(撮影/写真部・岸本絢)

作曲家でピアニストの野平一郎さん(左)と、作曲家で音楽評論家の多美さん夫妻(撮影/写真部・岸本絢)

 夫・野平一郎さんは作曲家・ピアニスト・大学教授などたくさんの肩書を持つ音楽家。妻・野平多美さんは作曲家・音楽評論家という夫妻。出会いは留学先のパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)の周辺で。音楽家どうしの結婚生活は、音楽に関して対立することはないという。

*  *  *
妻:それぞれ神経はいつも尖っているんですけど、音楽の趣味が一緒というんでしょうか、聴き方とか味わい方というのが似ているんですよね。

夫:目指す方向が一緒というんでしょうね。性格が違う二人が一緒に暮らしているんだから、独身時代には考えなかったことに時間を取られたり、自由にならなかったりすることもありますよ。でも、努力もしていますよね、お互いに。

妻:私、よく言われるんです。「多美さんは作品と結婚したの?」「ピアノがうまいから結婚したの?」って(笑)。そんなことはないんですけど、それもすべてひっくるめて野平一郎という人と結婚したんだと思います。うれしかったのは、野平の両親が音楽に造詣が深くて、「どのオーケストラがよかったから、多美ちゃん、聴いてごらんなさい」などとよくお話ししてくださったこと。

夫:あ、そう。僕は聞いたことないな。

妻:私は結婚によって音楽評論も手がけるようになり、幅が広がりました。

夫:「評論の仕事をしてみないか、と言われているけどどうしようかしら」と相談されたとき、僕は言ったんです。「僕に言うようなことを書いたらいいんじゃないか」って。


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