どんなオフタイムを過ごした?(※イメージ)
どんなオフタイムを過ごした?(※イメージ)

「頭の隅には(2018年の平昌)五輪があります」──。グランプリ(GP)シリーズ中国杯を見事制した浅田真央(25)の口から飛び出したこの言葉に、日本中のフィギュアスケートファンが浮き立った。

 約1年の休養期間を経て挑む今回のGPシリーズ。復帰戦となったジャパンオープンで順調な滑りを見せた後、「休養期間は私にとって、ここに戻ってくるための大事なパワーチャージの時間だった」と笑顔で報告した。復帰直後から好調な滑りが続く浅田だが、どんなオフタイムを過ごしたのだろうか。

「ロスをはじめ、伊勢神宮や伊豆、ディズニーランドなど、国内外を友達と旅行して久々の完全オフを満喫していたようです。いたって普通の25歳の旅行。思いきり羽を伸ばせるタイミングになっても、あまり贅沢をしないんだなって思いました」(浅田の知人)

 春に行った伊豆旅行最大の目的は、温泉ではなくテディベアミュージアム。小学校からの友人と、「スーパービュー踊り子」に乗り、友達とおそろいでテディベアを購入したという。「まさか真央ちゃんが来たなんて全然知らなくて……。スタッフも誰一人として気がつかなかったんです」(同ミュージアム従業員)というほど、いたって普通の女の子だったのだ。

 焼き肉好きでも知られる浅田。休養中は少しぽっちゃりしたと言われていたが、復帰を決めてからは野菜を中心としたメニューに切り替え、体を絞った。

料理教室にも通って、栄養バランスの良い献立を学んだそうです。毎日欠かさず大豆製品を食べるなど、オフの間にも健康には気を使っていたようですね。復帰を決めてからは毎日管理栄養士に食べたものを報告するなど、徹底して身体改造に取り組んだようです」(スポーツライター)

 現役続行の表明で狂喜したのは、ファンやヒロイン不在に悩んでいたスケート連盟だけではない。浅田がCMキャラクターを務めるスポンサーらも大喜びだ。「今や真央ちゃんはタレント顔負けの抜群の人気。誰からも愛されるキャラクターに、最近は大人の色気が加わった。来年以降のCM出演オファーを考えているスポンサーも少なくありません」(広告会社関係者)

 佐藤信夫コーチが「(浅田を)休ませるのが仕事」というほど、自分を練習に追い込んできたが、充電後は週1日休むようになった。肩の力を抜いた、真央ちゃんの笑顔を見たい。

(本誌・松岡かすみ)

週刊朝日 2015年11月27日号