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「消費税」に関する記事一覧

国税局出身議員 「増税は生活保護が増大するだけ、ギリシャになってしまう」
国税局出身議員 「増税は生活保護が増大するだけ、ギリシャになってしまう」 泣く子も黙る国税局の徴収官だった民主党議員が、消費増税法案に反対票を投じた。その議員とは当選1回の橋本勉(べん)衆院議員(58)。社会保障制度改革推進法案などには賛成したが、長妻昭元厚生労働相(52)ら周囲の説得には耳を貸さず、消費増税には反対を貫いた。
日本はなぜ、液化天然ガスを米国の9倍の値段で買っているのか
日本はなぜ、液化天然ガスを米国の9倍の値段で買っているのか 最近の野田佳彦首相を、早稲田大学国際教養学部の池田清彦教授はこう評す。「消費税の増税と原発の再稼働を冥土の土産に、轟沈するつもりらしい」。そして、日本の未来を案じて、「将来への何のビジョンもないその場凌ぎのやり方では、いずれ国はクラッシュを起こす」と言っている。

この人と一緒に考える

小沢一郎・元代表が欲しいのは「増税反対」の世論が
小沢一郎・元代表が欲しいのは「増税反対」の世論が 野田佳彦首相(55)と小沢一郎・元民主党代表(70)の会談は、最後まで平行線だった。「率直な天下国家の議論ができた」(野田首相)、「ざっくばらんな意見交換ができた」(小沢氏)と言い繕っても、同床異夢であることは、明々白々だ。「通過儀礼」は終わった。さて、その次に待つものは――。
田原総一朗氏 「消費増税」を目指すも無策な野田首相にあきれる
田原総一朗氏 「消費増税」を目指すも無策な野田首相にあきれる 野田佳彦首相は近く、民主党の小沢一郎元代表と会談することになっている。ジャーナリストの田原総一朗氏は「小沢氏は野田首相がいかに頼もうとも『消費増税』に乗らないはずだ」と指摘する。賛成すれば「彼の政治生命は終わってしまうから」だ。このことがわかっていないのは、日本でただ一人、野田首相だけだという。

特集special feature

    弁護士の牛島信氏 「日本型経営は世界に誇れる」
    弁護士の牛島信氏 「日本型経営は世界に誇れる」 消費増税問題や政治への不信感などから近年よく耳にする「社会の閉塞感」という言葉。「生きがいがない」のも閉塞感のひとつ。しかし、日本企業の経営方針のなかにその「生きがい」はあると、作家でもあり弁護士の牛島信氏は話す。 「かつて私は、王子製紙が、北越製紙に敵対的な株式公開買い付け(TOB)を仕掛けた際、北越製紙側の弁護士を務めました。強く印象に残ったのは、北越製紙の幹部たちが、必死に会社や従業員の雇用を守ろうとしていた事実です」  こうした従業員の雇用に重きを置くのが日本型の経営だが、米国は違う。突然、会社から「明日から来なくていいよ」とクビを切られることが当たり前。それでも「会社がつまらない」と言うのは個人の姿勢に問題があると牛島氏は指摘する。 「会社という組織を否定的に、冷めて見るのではなく、もっと堂々と『会社のために』働いていいんです。会社の役に立つように働くということは、組織の一部になる、ということでは決してありません」  人は働くことに生きがいを見つけ、幸せになれる。 「会社と自分は実は対等でギブ・アンド・テークの関係なんだ。自分は社会で自立しているんだ、という自尊心を取り戻してほしい」(牛島氏)
    竹下登元首相が語った消費増税「三つのタブー」
    竹下登元首相が語った消費増税「三つのタブー」 民主党の小沢一郎元代表(69)が陸山会裁判で無罪を勝ち取り、いよいよ野田佳彦首相(54)との対決の号砲が鳴る。行き着く先は党分裂か、それとも小沢総理誕生か。  そうした大政局の渦中の5月下旬、永田町で物議を醸すこと確実な一冊の本が出版される。 『消費税国会の攻防 一九八七-八八 平野貞夫衆議院事務局日記』(千倉書房)。  元参院議員の平野貞夫氏(76)が、衆院事務局委員部総務課長と委員部副部長時代に記した10冊の日記やメモから売上税・消費税関連部分を抜粋し、与野党の水面下の動きを白日のもとにさらす問題作だ。  この本が扱う1987年1月から88年12月は、中曽根康弘内閣が売上税法案を成立させようと執念を燃やしたが失敗し、後を継いだ竹下登内閣が消費税法案を成立させた時期だ。消費増税を最大課題とする今国会と重なる部分は少なくない。  著者である平野氏は生前の竹下元首相について触れ、「野田首相は小沢さんが支援できる状況をつくりだすべきだ」と指摘する。 「竹下さんは生前、消費税率を上げる際の『三つのタブー』を語っていました。『売上税のときのような公約違反は駄目』『財政赤字を補填するために上げてはいけない。まずは赤字の原因を直してから』『(消費税は)逆進性が強い点に配慮するべき』。小沢さんも全く同じ考えです。こうした基本をきちんと踏まえ、各党と2~3年かけて協議しないと、政治の信頼を失うだけです。野田首相が増税を実現させたいのなら、もっと丁寧に取り組むほうが早道です」
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