米倉昭仁 ドヤ街、ストリップ小屋、タイガーマスク…都会の“タイムスリップ”を撮り続ける写真家・善本喜一郎 * * * 善本喜一郎さんの写真集「東京タイムスリップ」シリーズが好評だ。 アサヒカメラ写真家写真展写真集善本喜一郎東京タイムスリップ dot. 12/14
戦後の雰囲気が残る1984年の東京はこう変わった バブル経済のなかで東京が大きく変貌する前、戦後の雰囲気を残していた1984年、写真家・善本喜一郎さんは新宿や渋谷を中心に街を撮影した。それから約40年後、当時の撮影した写真と同じ場所から同じ方向にレンズを向けて再びシャッターを切った。そんな善本さんの作品を紹介します。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真展善本喜一郎東京タイムスリップ dot. 12/14
米倉昭仁 真珠湾攻撃から81年 パールハーバーに飾られた「禎子の折り鶴」の意味 写真家・尾辻弥寿雄 * * * 「新高山(にいたかやま)登レ一二〇八」 アサヒカメラパールハーバー写真家写真展写真集尾辻弥寿雄海の彼方の戦争遺跡真珠湾 dot. 12/8
ハワイ・パールハーバーの戦争史跡 パールハーバーまでは多くの観光客で賑わうワイキキビーチから車で1時間ほど。東西約2.5キロの広大な公園のなかに「USSアリゾナ記念館」「戦艦ミズーリ記念館」「USSボーフィン潜水艦博物館」「パールハーバー航空博物館」が点在している。写真家の尾辻弥寿雄さんは、こう言う。「パールハーバーを実際に訪れる前までは、戦艦アリゾナやミズーリの記念館があるくらいにしか思っていなかった。でも、あの地にはもっと深いものがあると感じました」。そんな尾辻さんの作品を紹介します。 アサヒカメラパールハーバー写真家尾辻弥寿雄海の彼方の戦争遺跡 dot. 12/8
米倉昭仁 科学工業現場の“内部”を写し続ける写真家・西澤丞 「福島第一原発は“撮ってはいけない”ものばかり」 * * * 「問題解決型写真家」を名乗る西澤丞さん。「写真を通じて日本の現場を応援したい」と、私たちの暮らしを支える科学や工業の現場を写してきた。 DEMIURGOSNine Galleryアサヒカメラ写真家写真展西澤丞 dot. 12/5
核融合研究所からごみ処理施設まで 暮らしを支える現場はこうなっている 写真家・西澤丞さんは「暮らしを支える科学や工業の現場と、世間の認識との間にはギャップがある」という。そのギャップを写真の伝える力で埋めることが、社会の役に立つと考えた。これまでに福島第一原発の廃炉作業、核融合研究所、製鉄所、石炭火力発電所、首都高速道路の建設現場、セメント工場、ジェット機の整備場、ごみ処理施設など、様々な現場を写してきた。そんな西澤さんの作品を紹介します。 DEMIURGOSNine Galleryアサヒカメラ写真展西澤丞 dot. 12/5
米倉昭仁 「昭和レトロな理容店」を撮り続ける“元週刊文春”の写真家・林朋彦 * * * 林朋彦さんが写すのは懐かしい昭和にタイムスリップしたような理容店。年季の入ったバーバーチェアや個性的な店内に目が引きつけられる。その細部に店主の人となりがにじみ出るようだ。 アサヒカメラトコヤ・ロード写真家写真集東海道中床屋ぞめき林朋彦 dot. 11/30
懐かしい昭和にタイムスリップしたような理容店 年季の入ったバーバーチェアや個性的な店内に目が引きつけられる。その細部に店主の人となりがにじみ出るようだ。「撮影を重ねていくと、ちょっと、この通りを入ったら床屋があるんじゃないかなと、『床屋センサー』が働くんです。すると、本当に店があったりする。遠目が利くようになって、あのグルグルが見えるんですよ」と、写真家・林朋彦さんは言う。そんな林さんの作品を紹介します。 アサヒカメラトコヤ・ロード写真集東海道中床屋ぞめき林朋彦 dot. 11/30
米倉昭仁 東京・新宿のラッシュアワーを撮り続ける写真家・大西正 「憂鬱な気持ちが固まって映像になる」 * * * これまで、多くの写真家が撮影してきた東京・新宿の街。 LOST IN SHINJUKU2アサヒカメラギャラリーニエプス写真家写真展大西正 dot. 11/28
東京・新宿のラッシュアワー「憂鬱な気持ちが固まった映像」 これまで、多くの写真家が撮影してきた東京・新宿の街。大西正さんの作品の面白さのひとつは、新宿を撮るために通うのではなく、日々の通勤途中に写すという撮影スタイルにある。「外国人がよく、新宿駅の周辺でラッシュアワーとかを撮っていたじゃないですか。サラリーマンが酔っ払っている姿とか。そんな、『外の人』が撮るサラリーマンじゃなくて、自分がサラリーマンだから、自分自身を写す、みたいな感覚で撮っているところがあります」(大西さん)。 LOST IN SHINJUKU2アサヒカメラギャラリーニエプス写真展大西正 dot. 11/28
米倉昭仁 木村伊兵衛写真賞作家・藤岡亜弥が“よそ者”だから撮れる「広島」と「原爆ドーム」 * * * 「内容がベタすぎて、わかりやす過ぎるんじゃないかなあ」 New Storiesアサヒカメラ入江泰吉記念奈良市写真美術館写真展藤岡亜弥 dot. 11/11
広島の街越しに見た原爆ドーム 写真家・藤岡亜弥さんは2013年から広島市に移り住んだ。「どの写真にも原爆ドームが写っているんです。これまでずっと広島の街を歩いて撮影してきた写真のなかから原爆ドームが写っているものを選びました。街越しに原爆ドームを見たり、原爆ドームから街を見たり」(藤岡さん)。 New Storiesアサヒカメラ入江泰吉記念奈良市写真美術館写真展藤岡亜弥 dot. 11/11
国民民主党 急浮上の背景 2024年10月の衆院選で議席を7から28に伸ばし、飛躍を遂げた国民民主党。「視覚検査の数字」と言われていた支持率も野党第1党の立憲民主党を抜き、二桁台を維持(25年3月現在)している。結党以来、党を引っ張ってきた玉木雄一郎代表の好感度も高く、支持者も増えた。ただ、そんな彼の過去を紐解くと、普段見る物腰の柔らかさとは違う「別の顔」もあった。 国民民主党2503
プチ富裕層サバイバル 世帯年収が1千万円を超え、一般家庭よりも裕福に見える「プチ富裕層」。一見、幸福度が高そうですが、都市部の世帯を中心に、実はそうではない一面もあるようです。 プチ富裕層サバイバル 富裕層 AERAマネー
大谷翔平 異次元の躍進 強豪ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した昨季、本塁打と打点の2冠に加え、史上初となる“50-50”を達成、さらにはワールドシリーズ制覇という歴史的なシーズンを送った大谷翔平選手。今季はどんな活躍を見せるのでしょうか。二刀流復活への展望を解説します。さらに日本人メジャーリーガー16選手の注目ポイントなど、MLB観戦がより楽しくなる記事をお届けします。 大谷翔平2503
米倉昭仁 ロシアの世界戦で“地獄”をみた「36歳のプロボクサー」の生きざまを撮り続ける写真家・吉岡天平 * * * 吉岡天平さんがプロボクサー小原佳太選手(三迫ジム)に密着し、本格的に撮影を始めたのは2016年9月、モスクワで行われた試合からだった。対戦相手はロシア人のIBF世界スーパーライト級チャンピオン、エドゥアルド・トロヤノフスキー。それまで知ることのなかったボクシングの世界を目にして衝撃を受けた。 アサヒカメラキヤノンギャラリー写真家写真展写真集吉岡天平想望するリングへ dot. 11/1
プロボクシング日本ウエルター級王者小原佳太を追ったドキュメンタリー 写真家・吉岡天平さんと今年36歳のプロボクサー小原佳太選手(三迫ジム)とは「練習はもちろん撮りますし。ご飯も行きます」という間柄だ。「撮り続けていくことで彼の思いや悩みを知ることになるじゃないですか。今もリングに上がり続ける理由は何か、みたいな。それをぼくがどう客観的に撮るか。最後まで撮れたら面白いな、と思っています」(吉岡さん)。そんな吉岡さんの作品を紹介します。 アサヒカメラキヤノンギャラリー写真展吉岡天平想望するリングへ dot. 11/1
米倉昭仁 故郷・秋田に背を向けていた写真家・高橋智史が追った「ナマハゲ」と「ハタハタ漁」 「泣く子はいねぇが~」 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真家写真展男鹿-受け継がれしものたち-高橋智史 dot. 10/26
知られざる秋田伝統のナマハゲ行事と季節ハタハタ漁 秋田県・男鹿半島の風土を象徴する伝統のナマハゲ行事と季節ハタハタ漁。写真家・高橋智史さんのよると、いわゆる「観光ナマハゲ」と、大晦日に行われる伝統のナマハゲ行事は別ものという。「本来のナマハゲは1年に一度、山から下りてきて、人々に無病息災と五穀豊穣をもたらす『来訪神』なんです。それを数百年前から懸命に受け継いできた営みの尊さ。ぼくはふるさと秋田の誇れるナマハゲの姿を心から感じながらシャッターを切りました」。そんな高橋さんの作品を紹介します。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真展男鹿-受け継がれしものたち-高橋智史 dot. 10/26
米倉昭仁 「若いときは死に憧れた」と語る写真家・五島健司が撮り続けた「墓守桜」と「幽玄」の美 * * * 五島健司さんの心の中には燦然(さんぜん)と輝く「松林図屏風」があるという。 アサヒカメラ五島健司京都写真美術館ギャラリー写真家写真展塩谷定好写真記念館山河幽靄図福島市写真美術館 dot. 10/14
日本の伝統美を感じるもやに包まれた幽玄な風景 絹のベールのようなもやは単なる霧ではなく、幽玄で幻想的、そして奥ゆかしい。そこに日本の美を感じる。「京都・竜安寺の枯山水の庭もそうですが、空白とのバランスで引き立つ美しさがある。ある意味、非現実的な造形美」と、写真家・五島健司さんは言う。そんな五島さんの作品を紹介します。 アサヒカメラ五島健司写真家写真展山河幽靄図 dot. 10/14