一冊の本

8月号公立高等学校公民科教諭 菅原 晃 Sugawara Akira貿易黒字は儲けなのか?――経済学は重商主義を否定するために生まれた!
8月号公立高等学校公民科教諭 菅原 晃 Sugawara Akira貿易黒字は儲けなのか?――経済学は重商主義を否定するために生まれた!
アメリカのトランプ大統領は、就任以来TPP離脱やNAFTA再交渉、関税引き上げなど、「保護主義」的な政策を矢継ぎ早に打ち出しています。2018年5月23日には、輸入車に対する関税を25%に引き上げる措置(現状日本車は2.5%)の検討に着手しました。 アメリカのトランプ大統領は、就任以来TPP離脱やNAFTA再交渉、関税引き上げなど、「保護主義」的な政策を矢継ぎ早に打ち出しています。2018年5月23日には、輸入車に対する関税を25%に引き上げる措置(現状日本車は2.5%)の検討に着手しました。
朝日新聞出版の本
著者から 8/1
7月号詩人 文月悠光 Fuzuki Yumi弱さを肯定してくれる物語
7月号詩人 文月悠光 Fuzuki Yumi弱さを肯定してくれる物語
もし11歳の自分がこの本と出会っていたら、どんな風に受けとめただろう。この時代に自分が存在する理由、生きる意味について、真剣に思いを巡らせたに違いない。
最初の読者から 7/2
7月号築地魚市場銀鱗会事務局長 福地享子 Fukuchi Kyoko楽しきかな、築地市場建築探偵団
7月号築地魚市場銀鱗会事務局長 福地享子 Fukuchi Kyoko楽しきかな、築地市場建築探偵団
2016年の春、『築地市場クロニクル1603~2016』を上梓した。築地市場は、その秋に豊洲へ移転することになっており、ここで働いて20年近くになる私は、市場の記録を残しておきたかったのだ。日々の仕事、ルーツである日本橋魚河岸と大根河岸のこと、生みの苦しみを伴っての開場、戦争と復興、伝統や風習など、それらを語ってくれる写真を探し集め、一冊にまとめた。
著者から 7/2
6月号NPO法人メンタルレスキュー協会理事長 下園壮太 Shimozono Soutaうつは必ず治る。始めよう、あなたの自信回復作戦!
6月号NPO法人メンタルレスキュー協会理事長 下園壮太 Shimozono Soutaうつは必ず治る。始めよう、あなたの自信回復作戦!
うつは、恐ろしい。うつになるとさまざまな不調が生じる。不眠、食欲不振、頭痛、吐き気、意欲の低下、感情の波の激しさ、自責の念、不安……。
読書
著者から 6/1
6月号インタビュアー 木村俊介 Kimura Shunsuke津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』は綺麗事ではない「救い」も描かれた傑作だ
6月号インタビュアー 木村俊介 Kimura Shunsuke津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』は綺麗事ではない「救い」も描かれた傑作だ
津村記久子さんの『ディス・イズ・ザ・デイ』は、お互いに響き合う十一の物語からなる。国内プロサッカー二部リーグ・全二十二チームの年間で最終節の試合がある「その日」を描いている。贅沢な読み応えがあり、津村さんの作品で言えば、各話は川端康成文学賞を受賞した「給水塔と亀」ぐらいの高い密度を保ちながら、全体を通して大きな一つの「うねり」のようなものを届けてくれる小説だ。
読書
最初の読者から 6/1
5月号コピーライター 川上徹也 Kawakami Tetsuya自分だけの「言葉の木」を息づかせる
5月号コピーライター 川上徹也 Kawakami Tetsuya自分だけの「言葉の木」を息づかせる
あなたは、喋っていて「自分の言葉が軽いな」と思うことありませんか?
著者から 5/7
5月号今野敏の軌跡――作家生活40周年特別企画 TOKAGEシリーズの魅力に迫る書評家 村上貴史
5月号今野敏の軌跡――作家生活40周年特別企画 TOKAGEシリーズの魅力に迫る書評家 村上貴史
SIT――警視庁刑事部捜査第一課の特殊犯捜査係をこう呼ぶことが多い。Special Investigation Teamの略だとされているが、当初は捜査(S)一課(I)特殊犯(T)だったという。それを大使館に赴任していたキャリアが勘違いして、現在のSITの略になったそうだ。
読書
最初の読者から 5/7
4月号作家・KDDI総合研究所リサーチフェロー 小林雅一 Kobayashi Masakazu病気を治すため「遺伝子を手術する時代」が間近に
4月号作家・KDDI総合研究所リサーチフェロー 小林雅一 Kobayashi Masakazu病気を治すため「遺伝子を手術する時代」が間近に
今、生命科学の分野で史上空前の技術革命が起きようとしています。それは「ゲノム編集」と呼ばれる超先端バイオ技術です。この技術を使うと、私達人類を含む、あらゆる動植物の「ゲノム(全遺伝子)」を自由自在に書き換えられます。
朝日新聞出版の本
著者から 4/2
4月号ノンフィクション作家・探検家 角幡唯介 Kakuhata Yusukeドキュメンタリストとしての矜持、あるいは誠実さ
4月号ノンフィクション作家・探検家 角幡唯介 Kakuhata Yusukeドキュメンタリストとしての矜持、あるいは誠実さ
仕事柄、ノンフィクションとは何なのかと考えることが多い。ノンフィクションとはフィクションではない物語、一言でいえば創作ではなく事実にもとづいた物語だ。映像の世界ではドキュメンタリーという言葉がよくつかわれる。そのノンフィクション作家やドキュメンタリストが依拠している事実なるものだが、はたして真のまぎれもなき事実、誰にとっても間違いのない事実というのは一体どこに存在するのだろう。この問題を考え出すと、ノンフィクションとは何かという問いは哲学的な深みに沈み、答えの出ない禅問答のごとき輪廻をくりかえす。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 4/2
4月号作家 中島京子 Nakajima Kyoko災害ユートピア」後、「偽薬」の世界
4月号作家 中島京子 Nakajima Kyoko災害ユートピア」後、「偽薬」の世界
こんな一節がある。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 4/2
3月号社会学者 太田省一 Ota Shoichiマツコ・デラックスと時代の端境(はざかい)期」
3月号社会学者 太田省一 Ota Shoichiマツコ・デラックスと時代の端境(はざかい)期」
日本でテレビの本放送が始まって今年で65年。この間、時代を象徴する数々の人気者が生まれてきた。
朝日新聞出版の本読書
著者から 3/1
3月号精神科医 名越康文 Nakoshi Yasufumi人生を支えてくれる言葉
3月号精神科医 名越康文 Nakoshi Yasufumi人生を支えてくれる言葉
この本は古今東西、歴史的に著名な作家や思想家、政治家たち、いわゆる偉人と呼ばれる天才たちが遺した13の「名言」を取り上げたものです。ただし、金科玉条の言葉をセレクトして紹介する本の一般的なイメージからすると、ずいぶん変わった趣向だな、と思われる一冊かもしれません。というのも、この世の本質や真実を極めてシンプルに突いた「名言」に対し、おせっかいにもこの私が、いろんな解釈や思いつき、インスパイアされた余談などを、あれこれと重ねていった。つまりはフリーズドライのように凝縮された言葉を、いまの等身大の日常生活で使えるように湯戻ししていった。そうしてどんどん新たな言葉が膨らんでいく過程を書きとめたのが、この本というわけです。
朝日新聞出版の本読書
著者から 3/1
この話題を考える
大谷翔平 その先へ

大谷翔平 その先へ

米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。

大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。

米大統領選2024
本にひたる

本にひたる

暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。

自分を創る本
2月号下町ボブスレーネットワークプロジェクト ゼネラルマネージャー 細貝淳一 Hosogai Junichi全力で夢を追いかける
2月号下町ボブスレーネットワークプロジェクト ゼネラルマネージャー 細貝淳一 Hosogai Junichi全力で夢を追いかける
下町ボブスレーは、大田区の町工場が力を合わせてボブスレー競技のソリを開発・製作し、五輪出場を目指すプロジェクトだ。6年間に10台ものソリを作り、日本ボブスレー連盟から2回の不採用通告を食らっても、夢をあきらめず世界に行動範囲を広げ、映画「クール・ランニング」で有名なジャマイカボブスレーチームに採用された。本書『下町ボブスレーの挑戦』を11月末に脱稿した時、私たち下町プロジェクトはジャマイカチームとともに五輪参戦に王手をかけていた。
朝日新聞出版の本
著者から 2/1
2月号経済ジャーナリスト 荻原博子 Ogiwara Hirokoひと昔前の「ふつう」が落とし穴
2月号経済ジャーナリスト 荻原博子 Ogiwara Hirokoひと昔前の「ふつう」が落とし穴
40代、50代といえば、働き盛り。70代、80代のご老人に比べると、気力も体力も充分にあると誰もが思うことでしょう。
朝日新聞出版の本
著者から 2/1
1月号作家 柴崎友香 Shibasaki Tomoka生き延びたものの声
1月号作家 柴崎友香 Shibasaki Tomoka生き延びたものの声
最初の一行を読み始めた瞬間から、その声が体の中にするすると入り込んできて、そのまま最後の一ページまで、その声が語る戦場や夢をともにさまようことになった。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 1/1
1月号京都精華大学国際マンガ研究センター教授 吉村和真 Yoshimura Kazuma漫画の歴史をより豊かにする方法
1月号京都精華大学国際マンガ研究センター教授 吉村和真 Yoshimura Kazuma漫画の歴史をより豊かにする方法
「鳥獣人物戯画」略して「鳥獣戯画」は、平安時代末期の鳥羽僧正覚猷(かくゆう)作と目される、全四巻の墨画絵巻である。京都は高山寺(こうざんじ)に伝わり、現在は国宝として京都と東京の国立博物館に寄託保管されている。テレビや学校教科書などで紹介されてきたこともあり、兎と蛙の相撲や猿が袈裟を着て読経するあたりの場面は広く知られている。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 1/1
12月号精神科医 保坂隆 Hosaka Takashiメンタルは体より先に老化する
12月号精神科医 保坂隆 Hosaka Takashiメンタルは体より先に老化する
先日、東京駅の構内でショッキングなシーンに遭遇しました。若いビジネスマンが、キャリーバッグを引いて歩いていたのですが、近くにいた60~70代くらいの男性の足に当たりそうになったのです。
朝日新聞出版の本
著者から 12/1
12月号エッセイスト 小島慶子 Kojima Keiko“母娘問題の総集編”
12月号エッセイスト 小島慶子 Kojima Keiko“母娘問題の総集編”
信田さん自ら“母娘問題の総集編”と銘打つ一冊。母娘関係に悩む人、興味がある人は他の何よりもまずこの本を読むことをお勧めします。臨床心理士として、早くからこの問題に取り組んできた信田さん。本書では母娘問題の歴史を繙き、詳細な事例とともに、何が問題かを丁寧に分析し、新たな課題を提示しています。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 12/1
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