一冊の本

8月号数学研究家 冨島佑允Tomishima Yusuke私たちは数学とともに生きている
8月号数学研究家 冨島佑允Tomishima Yusuke私たちは数学とともに生きている
紀元前6世紀頃、ピタゴラスは古代オリエント世界のあちこちを旅して、各地で独自に発展していた数学の知識を学んで回りました。そして、この世界は数学の法則で動いているのだという悟りに達します。彼は、その悟りを教義として人々に伝えるため、宗教団体「ピタゴラス教団」を設立しました。
著者から 8/1
8月号現代アラブ文学研究者 岡 真理Oka Mariヨーロッパ側からではなく、難民となる人間の側からその経験を描く。
8月号現代アラブ文学研究者 岡 真理Oka Mariヨーロッパ側からではなく、難民となる人間の側からその経験を描く。
2015年夏、すし詰めのゴムボートで、命懸けで地中海を渡る難民たちの姿が連日、大きく報道された。大陸の端に辿り着いた彼らが目指したのはドイツだった。この年、ドイツには100万を超える難民がやって来た。四割がシリア難民だ。本書の著者、ユスラ・マルディニもあの夏、ドイツを目指した何十万というシリア難民の一人だった。
最初の読者から 8/1
7月号朝日新聞編集委員(前ソウル支局長)牧野愛博 Makino Yoshihiro関係改善の道筋は見えるか?
7月号朝日新聞編集委員(前ソウル支局長)牧野愛博 Makino Yoshihiro関係改善の道筋は見えるか?
日本と韓国の関係悪化が叫ばれて久しい。
著者から 7/1
7月号早稲田大学理事・文学学術院教授 渡邉義浩 Watanabe Yoshihiro人事の仕組みから『三国志』を繙く
7月号早稲田大学理事・文学学術院教授 渡邉義浩 Watanabe Yoshihiro人事の仕組みから『三国志』を繙く
本書は、『三国志[さんごくし]』の入門書ではない。どちらかと言えば、『三国志』に興味があって、少し本を読んでみたが、いま一つ『三国志』が理解できなかった、という方々に向けた本である。
著者から 7/1
6月号新聞労連委員長 南 彰 Minami Akira政治とメディアのあり方を問い直す
6月号新聞労連委員長 南 彰 Minami Akira政治とメディアのあり方を問い直す
いま、既存の新聞・テレビの記者から自尊心が失われつつある。
朝日新聞出版の本読書
著者から 6/3
5月号文化庁文化財調査官 森先一貴 Morisaki Kazuki「日本文化」の深層に挑む
5月号文化庁文化財調査官 森先一貴 Morisaki Kazuki「日本文化」の深層に挑む
いま、海外に向けて日本の文化的な魅力を発信する動きが活発だ。それは伝統の食やわざ、美など多方面にわたる。それが功を奏してであろう、訪日外国人観光客数も急増している。これから人口減少が避けられない以上、このままでは、日本経済にかつてのような成長を望める状況にはないと言われる。観光や地域振興への注力は、そうした現実を見据えた立国戦略というわけである。
朝日新聞出版の本
著者から 5/1
5月号翻訳家 鴻巣友季子 Konosu Yukiko軽快にして強靭な批評性を持つ新たな代表作
5月号翻訳家 鴻巣友季子 Konosu Yukiko軽快にして強靭な批評性を持つ新たな代表作
ついさきほど、日本の新元号が発表された。長引く経済不況と少子高齢化のトンネルを抜けるため、令和はよりいっそう「お年寄りが活躍」し、「女性が輝く」時代になっていくのであろう。良き哉、良き哉……。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 5/1
4月号翻訳家 大田直子 Ohta Naokoいくつもの人生をシミュレーションする方法
4月号翻訳家 大田直子 Ohta Naokoいくつもの人生をシミュレーションする方法
ちょうど一年前、「スティーブン・ジョンソンの新作が秋に出るので、話が決まったら翻訳を」と担当編集者さんからお話をいただいたとき、とてもワクワクした。スティーブン・ジョンソンは米国のノンフィクションライターで、イノベーションや世界情勢をユニークな切り口でとらえ、興味をそそる物語でわかりやすく伝える名人だ。『新・人類進化史』シリーズとして出版されている前作・前々作も、じつに豊富なエピソードが盛り込まれていて、訳すのが楽しい本だった。
朝日新聞出版の本
著者から 4/1
4月号精神科医 和田秀樹 Wada Hideki「感情年齢」から若返るための生活習慣を
4月号精神科医 和田秀樹 Wada Hideki「感情年齢」から若返るための生活習慣を
私は20年以上にわたって老年精神医学にたずさわり、数多くの高齢者と接してきた。その中で、常々感じていたのが、老化は「個人差」が大きいということだ。
朝日新聞出版の本
著者から 4/1
3月号朝日新聞・論説委員 駒木明義 Komaki Akiyoshi独裁者か? 英雄か?
3月号朝日新聞・論説委員 駒木明義 Komaki Akiyoshi独裁者か? 英雄か?
プーチンとは一体何者なのだろうか――このテーマに私が正面から取り組みたいと考えたのは、2013年。朝日新聞のモスクワ支局長として赴任することが決まったときのことです。
著者から 3/1
3月号誠不動産代表 鈴木 誠 Suzuki Makoto住む部屋で人生は変わる
3月号誠不動産代表 鈴木 誠 Suzuki Makoto住む部屋で人生は変わる
3月は引っ越しシーズンです。新しい生活を前に、部屋探しに奔走しているという人も多いのではないでしょうか。
朝日新聞出版の本
著者から 3/1
3月号漫画家 鳥飼 茜 Torikai Akane「恋愛結婚」の自由を手にするには、私たちはあまりに幼すぎたのかもしれない。
3月号漫画家 鳥飼 茜 Torikai Akane「恋愛結婚」の自由を手にするには、私たちはあまりに幼すぎたのかもしれない。
東日本大震災があったその年、私は一度目の結婚をやめることにした。
朝日新聞出版の本
最初の読者から 3/1
この話題を考える
あの日を忘れない

あの日を忘れない

どんな人にも「忘れられない1日」がある。それはどんな著名な芸能人でも変わらない。人との出会い、別れ、挫折、後悔、歓喜…AERA dot.だけに語ってくれた珠玉のエピソード。

インタビュー
国際女性デー

国際女性デー

3月8日は国際女性デー。AERA dot. はこの日に合わせて女性を取り巻く現状や課題をレポート。読者とともに「自分らしい生き方、働き方、子育て」について考えます。

国際女性デー
高たんぱくダイエット

高たんぱくダイエット

会食の機会も増え、体重の増加が気になる季節。帳尻を合わせるために、極端なダイエットに走る必要はもうありません。 調理時間10分以内、安くておいしいお鍋なら、かんたんに体重オフ、健康パワーもアップできます。 気になるノウハウに加え、一生使えるAERAオリジナルレシピまでを網羅しました。

高たんぱくダイエット
2月号文芸評論家 北上次郎 Kitagami Jiro大沢在昌がSFの世界に帰ってきた
2月号文芸評論家 北上次郎 Kitagami Jiro大沢在昌がSFの世界に帰ってきた
『B・D・T〔掟の街〕』が上梓されたのは1993年だから、もう四半世紀も前のことになる。私立探偵のヨヨギ・ケンが失踪人を探すというメインストーリーはハードボイルドの定石だが、この場合は近未来の東京を舞台にしているのがキモであった。不法滞在の外国人が社会問題となっている時代であり、身寄りのない混血児「ホープレス・チャイルド」が犯罪者となり、東京は無法地帯と化しているとの設定なのだ。だから、メインストーリーがハードボイルドふうに展開しても、通常とは少し違うのも当然で、いやあ、面白かった。25年たってもまだ印象に残っているほどである。もう一つ覚えているのは、大沢在昌がSFを書くのか、と驚いたことだ。
最初の読者から 2/1
2月号ブランド戦略コンサルタント 江上隆夫 Egami Takaoビジョンなくして、未来はない
2月号ブランド戦略コンサルタント 江上隆夫 Egami Takaoビジョンなくして、未来はない
ビジョンをテーマに自身が本を書くにあたって、私の胸に、繰り返し去来したのは「なぜ、ビジョンの本を、書かねばならないのか」という問いでした。それは、つまるところ、「ビジョン」とは何かを本質的に理解している人はどれだけいるのだろうか、という問いにつながります。
著者から 2/1
1月号甲南大学教授・社会学者 阿部真大 Abe Masahiro「マイルドヤンキーは幸せ」論の問題点
1月号甲南大学教授・社会学者 阿部真大 Abe Masahiro「マイルドヤンキーは幸せ」論の問題点
地方で調査をしていると、格差の拡大や貧困の増大、コミュニティの衰退といった、グローバライゼーションのもたらす社会の変化がそのまま調査結果にあらわれており、地方こそグローバライゼーションの最前線(フロンティア)であると言いたくなるが、メディア等で出回っている地方のイメージはその逆、地方こそグローバライゼーションからの避難所(シェルター)であるということを強調するものが多く、そのギャップを埋めなければならないというのが、この本を書く際の最も大きな動機であった。
朝日新聞出版の本
著者から 1/7
1月号人工知能研究者・株式会社 感性リサーチ代表取締役 黒川伊保子 Kurokawa Ihokoブレイン・サイクル~脳は7年で飽き、56年で繰り返す
1月号人工知能研究者・株式会社 感性リサーチ代表取締役 黒川伊保子 Kurokawa Ihokoブレイン・サイクル~脳は7年で飽き、56年で繰り返す
テレビのワイドショーで、及川光博と檀れいが離婚したことが告げられた。結婚7年目だったという。それを受けてコメンテーターの女性が「私も7年目に離婚した」とことばを添えた。
朝日新聞出版の本
著者から 1/7
12月号レノファ山口FC監督 霜田正浩 Shimoda Masahiro「特別な存在(スペシャルワン)」になるために
12月号レノファ山口FC監督 霜田正浩 Shimoda Masahiro「特別な存在(スペシャルワン)」になるために
自分のことを特別な存在だと思う人は、どれだけいるでしょうか?
朝日新聞出版の本
著者から 12/3
12月号朝日新聞・経済部長代理 野沢哲也 Nozawa Tetsuya避けられる子どもの死がある
12月号朝日新聞・経済部長代理 野沢哲也 Nozawa Tetsuya避けられる子どもの死がある
とある地方都市で小さな命が失われた、あの衝撃的な事件を私が知ったのは2016年の初夏のことだった。
朝日新聞出版の本
著者から 12/3
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