第64回 『プレイ・ザ・ブルース』ウィントン・マルサリス&エリック・クラプトン
2010年秋発表の『クラプトン』には、多彩な顔ぶれのゲストが参加しているのだが、そのなかにウィントン・マルサリスの名前もあった。ニューオーリンズ・ジャズからクラシックまでさまざまな場で経験を積み、ジュリアードをへて、80年、本格的な活動を開始。音楽を大切な文化遺産としてとらえながら創作活動をつづけるその姿勢が評価され、すでに9つのグラミー賞を獲得している音楽家だ。『クラプトン』では、《ハウ・ディーブ・イズ・ジ・オーシャン》と《マイ・ヴェリー・グッド・フレンド・ザ・ミルクマン》で個性的なソロを聞かせている。
8/26