AERA with Kids+ Woman MONEY aerauniversity NyAERA Books TRAVEL

ビジネス

「1秒」とは何か? 時間を見えるものにするために、人類が4万年かけてたどり着いたもの
「1秒」とは何か? 時間を見えるものにするために、人類が4万年かけてたどり着いたもの 毎日当たり前のように使っている測定単位。人と約束をするとき、時間を決めない人はほとんどいないだろう。一日の中で時計を見ない日はおそらくほとんどないだろう。実は、世界の時計は「秒」という単位を基準にして動いている。目に見えない時間を、人類はどのように可視化し、「秒」という単位にたどり着いたのか。その過程を、『測る世界史 「世界の基準」となった7つの単位の物語』(朝日新聞出版刊)を抜粋、再編集し、解説する。
「かわいいは世界の争いをなくす」女性感性工学者 69歳 東大を出ても「女性は高卒待遇」から大学教授に
「かわいいは世界の争いをなくす」女性感性工学者 69歳 東大を出ても「女性は高卒待遇」から大学教授に 芝浦工業大学名誉教授の大倉典子さんは、「かわいい工学」の第一人者である。東京大学大学院の工学系研究科修士課程を修了して日立製作所の中央研究所に就職したのは、男女雇用機会均等法が施行される前。民間企業の多くは大卒女子の募集をしていなかった。給料も高卒扱いとは就職後に知ったのだという。そんな差別的な扱いを、労働組合も問題だとは考えなかった。はた目から見れば、社会の理不尽さに翻弄された20代である。そこから、大学教授として「かわいい工学」を創始して発展させるまで、どんな道を歩んだのだろう。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子)
なぜ50歳を過ぎて「かわいい工学」を? 「日本ではB級グルメ的でも世界は認めている」芝浦工大名誉教授
なぜ50歳を過ぎて「かわいい工学」を? 「日本ではB級グルメ的でも世界は認めている」芝浦工大名誉教授 芝浦工業大学名誉教授の大倉典子さんは、世界で初めて「かわいい」を研究対象にとり上げた工学者である。東京大学大学院の工学系研究科修士課程を修了して1979年に日立製作所の中央研究所に就職した。そこで進められていた植物工場の研究に興味を持ったからだ。入社試験は高卒向けを受けた。男女雇用機会均等法が1986年に施行される前は、民間企業の多くが大卒女子を募集していなかった。子どもの預け先が見つからなくて5年で退職、それから紆余曲折を経て芝浦工大教授になったのは45歳のとき。感性工学者として確かな歩みを始めたのは50歳を過ぎてからだった。それにしても、「かわいい工学」とは何なのか。そんなユニークな学問をなぜ始めたのだろう。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子)
自己完結的な成長観を乗り越えて 部下の「人材育成」ができるマネジャーの条件
自己完結的な成長観を乗り越えて 部下の「人材育成」ができるマネジャーの条件 「一所懸命に教えてもできない、やらない、できるまで頑張らない」など、部下の育成に悩むマネジャーは少なくない。テレワークが増え、部下の働きぶりが見えにくくなった今ならなおのことだ。著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏は、「部下はカンタンに変わることはない」という前提の上で、新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)で自分自身の「人材育成」「リスキリング」「学びなおし」への考え方を述べている。同著から一部を抜粋、再編集して紹介する。

この人と一緒に考える

部下との共通言語を作るための3つの最小単位「2W1H」 どんなタイプの人間とも関係構築するためのコツ
部下との共通言語を作るための3つの最小単位「2W1H」 どんなタイプの人間とも関係構築するためのコツ 相手の人となりを洞察し、部下との信頼関係を高めたうえで、より機能的な組織コミュニケーションを実現していくにはどうしたら良いのだろうか。著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏は、部下との人間関係構築やコミュニケーションに関する悩みには、自分とは異なるタイプの人間とも共有できる「共通言語」を作ることが重要だと説く。そこで、かつてトヨタで働いてきた浅田氏は、新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)で、トヨタパーソンの「上部方針を一通り確認しつつ、最終的には自分の業務の方針を『紙1枚』に書き出してまとめる」スタイルを紹介。これを受け、独自の組織コミュニケーションの実現法を提案する。同著から一部を抜粋、再編集して紹介する。
「アクティブETF」が解禁に、新NISAで期待? 投資家の人気を得るのは簡単ではない理由とは
「アクティブETF」が解禁に、新NISAで期待? 投資家の人気を得るのは簡単ではない理由とは 特定の指数に連動せずに、運用担当者が独自の切り口で銘柄を選ぶことなどができる「アクティブ運用型」の上場投資信託(ETF)が、早ければこの秋にも登場する。これまで株価指数など「パッシブ運用型」しか認められていなかったETFにとっては大きな転換点となる。2024年1月に始まる新しい少額投資非課税制度(NISA)の対象になる商品の登場も期待され、投資家にとって気になるところだ。
トヨタ流のアウトプット術を基礎にした、“会社の目的をジブンゴト化”するメソッド
トヨタ流のアウトプット術を基礎にした、“会社の目的をジブンゴト化”するメソッド 著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏。かつてトヨタやグロービズで働いてきた浅田氏は、アウトプットによって、社内におけるマネジャー職の在り方や行動は変えていけると説く。特に、同氏の『トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術』にもあるとおり、トヨタパーソンは上部方針を一通り確認しつつ、最終的には自分の業務の方針を「紙1枚」に書き出してまとめていくスタイルは、マネジャー職であればまずチャレンジしてみたい手法だ。浅田氏の新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)では、方針を自分なりに「書き出す」ことを通じて、部下をもつマネジャーが抱きがちな悩みを解消。その内容を、同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
トヨタの強さは「『言語化』力」にあり 部下が主体的に動くようになるヒントを学ぶ
トヨタの強さは「『言語化』力」にあり 部下が主体的に動くようになるヒントを学ぶ マネジャーなら誰もが抱くであろう「部下が能動的に働いてくれない」という悩み。著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏はトヨタ出身。トヨタ時代に鍛えられたノウハウを、新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)に込めている。紙1枚に「書き出す」ことを通じ部下をもつマネジャーが抱きがちな悩みを解消していく。なぜ浅田氏が「紙1枚」に可能性を見出したのか。その理由を、同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
パワハラと訴えられないために 「紙1枚」を活用した部下の上手な叱り方
パワハラと訴えられないために 「紙1枚」を活用した部下の上手な叱り方 部下をもつマネジャーの中には「できることを願って叱責したのに、パワハラだと訴えられる、辞められる」という悩みを持つ人もいるだろう。著書累計50万部超の人気ビジネス書作家・浅田すぐる氏は、新著『あなたの「言語化」で部下が自ら動き出す 「紙1枚!」マネジメント』(朝日新聞出版)で、パワハラと訴えられないために気をつけたいことをまとめた上で、「紙1枚」で部下に指摘すべきことを見極めるための要素を整理する方法を伝授。同著から一部を抜粋、再編集して紹介する。

特集special feature

    「自社株買い」で株価上昇の銘柄が相次ぐ 次に発表しそうな企業は? 東証のPBR改善要請で過去最高ペース
    「自社株買い」で株価上昇の銘柄が相次ぐ 次に発表しそうな企業は? 東証のPBR改善要請で過去最高ペース   東京証券取引所が、「株価純資産倍率(PBR)」1倍割れなど市場の評価が低い企業に改善を求めたこともあって、自社株買いを行う企業が増えている。自社株買いを発表する企業が例年多い5月は過去最高を更新した。今年はこれからも自社株買いの実施を決める企業がまだまだありそうだという。
    長さの単位「メートル」に隠された権力と革命の物語…測定単位はフランス革命によって勝ち取ったものである
    長さの単位「メートル」に隠された権力と革命の物語…測定単位はフランス革命によって勝ち取ったものである 毎日当たり前のように使っている測定単位。とくに、モノの長さを指し示す「メートル」は、日常生活の中でも使わない日はないだろう。しかし、なぜこの単位が使われているのか知っているか考えたことがあるだろうか。世界で多くの人が使っている測定単位「メートル」は、フランス革命によって人類が勝ち取ったものであった。そのメートルの成り立ちを、『測る世界史 「世界の基準」となった7つの単位の物語』(朝日新聞出版刊)を抜粋、再編集し、解説する。
    バフェット氏が次に狙う銘柄は? 日経平均急騰時こそ学びたい「神様」の“雪だるま”投資術
    バフェット氏が次に狙う銘柄は? 日経平均急騰時こそ学びたい「神様」の“雪だるま”投資術 バブル後最高値を更新し続ける日経平均株価を見て、株式投資を考えたり、保有する銘柄を見直したりしている個人投資家も少なくないだろう。でも、相場は気まぐれ。振り回されて、むやみに損をするのは避けたい。そんなとき、これまでに何度もピンチを乗り切り、大きな資産を築いてきた米著名投資家のウォーレン・バフェット氏から学ぶべきことは多いという。
    「無名とか下っ端とかどうでもいいや」コンプレックスを抱えた女性経済学者がたどり着いた新境地
    「無名とか下っ端とかどうでもいいや」コンプレックスを抱えた女性経済学者がたどり着いた新境地 愛知県名古屋市にある南山大学経済学部准教授の小林佳世子さんは、2021年に初めての単著『最後通牒ゲームの謎』(日本評論社)を出した。「人間はどう行動するはずか」「行動すべきか」をベースに考えるのが伝統的な「経済学」で、実験などで調べたものをベースに実際の行動を議論するのが「行動経済学」である。両者はときに食い違う。その食い違いを徹底的に深掘りし、進化心理学や脳科学の最新成果も取り入れて「人間はなぜそう行動するのか」を論じたこの本は、その年の日経・経済図書文化賞を受けた。

    カテゴリから探す