東京五輪「今年の開催はどう考えても無理」と専門家 「2023年延期」も難しい?
週刊朝日新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京五輪の今夏開催について懐疑的な見方が広がっている。1年延期が決まった昨年のように、聖火リレーの国内スタート(3月25日)までに開催の行方が決まりそうだ。ただ、英タイムズ紙が報じた2032年への“延期”は実現に向けて課題が多い。* ...
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京五輪の今夏開催について懐疑的な見方が広がっている。1年延期が決まった昨年のように、聖火リレーの国内スタート(3月25日)までに開催の行方が決まりそうだ。ただ、英タイムズ紙が報じた2032年への“延期”は実現に向けて課題が多い。* ...
1年延期となった東京五輪・パラリンピックの開催を不安視する声が広がる。だが選手たちは開催を信じひたむきに努力を続ける。全力で支えてくれる家族とともに。AERA 2021年2月1日号で、パラアスリートとその家族が、家族の歴史や葛藤、喜びを語ってくれた。* * *「兄とは、大人になった今の方がよく...
「真正面にレインボーブリッジが見えて素晴らしい。夜みたら選手は東京と恋に落ちる」 11月17日に東京五輪・パラリンピックの選手村を視察した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、こう感想を漏らしたという。来日中は菅義偉首相や五輪組織委員会の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事らと会談...
年内にも開催か中止かが決まるとされる東京五輪について、動きが慌ただしくなってきた。11月にIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が来日し、菅首相と会談すると報じられたのだ。開催に前向きなメッセージを発することで調整が進んでいるという。 菅首相は政権発足直後の9月23日、バッハ会長と電話会談し...
東京五輪の選手村用地(東京都中央区)は安すぎる──。かねて指摘されてきた都の払い下げ価格に、新たな事実が浮上した。都の想定と、地元・中央区の説明に食い違いがみられ、約20億円も安くなっていた可能性がある。 選手村用地は、晴海にある約13万4千平方メートルの都有地。都は2016年5月に選手村の建設を...
1年後の東京五輪開催に向けて、現在どのような準備が進められているのか。自民党2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部長で、大会組織委員会会長代行でもある遠藤利明氏に聞いた。* * * 新型コロナの収束が見通せない中、1年後の大会を100%完全な形で開催するのは容易ではありません。...
「人類がコロナに打ち勝つ証しとして」(安倍晋三首相)、来夏開催予定の東京五輪の行方、そして開催を公約に掲げて再選した小池百合子都知事の今後は――。ジャーナリストの池上彰氏と元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が語り合った。* * *佐藤:今後のコロナ関連の国際ニュースで注意したほうがいいのは、まず...
東京五輪・パラリンピックに向けて、選手側に残された時間は少ない。 今年3月に五輪の1年延期が決まった段階で、約1万1千人の出場枠のうち、半分近くが確定していなかった。これから選考会を開く競技も少なくない。 しかも、延期の理由となった感染拡大が今も止まらない。その中でも選手は練習を続けなければならな...
世界中で感染拡大が止まらない状況の中、そもそも1年後に東京五輪が無事開催できると思っている人は少ない。JNN(TBS系)が7月に実施した世論調査によると、大会開催について「できる」と答えた人はわずか17%。77%が「できない」と回答した。 組織委関係者は言う。「結局は米国の感染拡大が止まらないと、...
東京五輪・パラリンピック開催には新型コロナだけでなく、大会開催費用の問題もある。 当初は予算7千億円で「世界一コンパクトな大会」を目指していたにもかかわらず、すでに1兆3500億円の費用が計上されている。東京都と組織委が各約6千億円、国が1500億円を負担。さらに会計検査院の指摘では、2013~1...