東電旧経営陣に無罪判決 被災者から失望の声が相次ぐ
週刊朝日2011年3月の東京電力福島第一原発事故を巡り、旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴された裁判で、東京地裁は9月19日、無罪判決を言い渡した。事故の影響で生活が一変した被災者からは怒りや失望の声が上がった。 被告は勝俣恒久・元会長(79)、武黒一郎・元副社長(73)、武藤栄・元副社長(69)...
2011年3月の東京電力福島第一原発事故を巡り、旧経営陣3人が業務上過失致死傷罪で強制起訴された裁判で、東京地裁は9月19日、無罪判決を言い渡した。事故の影響で生活が一変した被災者からは怒りや失望の声が上がった。 被告は勝俣恒久・元会長(79)、武黒一郎・元副社長(73)、武藤栄・元副社長(69)...
韓国政府は16日からウィーンで始まった国際原子力機関(IAEA)総会で、東京電力福島第一原発の汚染水の処理方法について「今も解決されていないままで、世界中に恐怖や不安を増大させている」と問題提起。日本側が反論し、日韓が応酬するテーマの一つになろうとしている。東日本大震災後、福島県や事故が起きた東京...
震災後、ぶらり福島旅を続けるお笑い芸人のカンニング竹山さん。今回の旅で出会ったものとは?* * * 週末に福島旅行してきたんですが、今回ちょっと面白い動きを目にしました。福島はずっとエネルギーで食ってきた地域なんですが、もともとは炭鉱の街で、農業や漁業でも首都圏に出荷して栄え、エネルギーが石炭...
昨年12月から年明け1月の間に、経団連会長(日立製作所会長)中西宏明氏の三つの発言が注目を集めた。さらに、17日には、日立の英国への原発輸出「凍結」が決まり、日本の原発産業が大きな岐路に立っているという報道が相次いだ。 この一連の発言を読み解き、今後の「原子力ムラ」の動きを占ってみたい。◆儲かる原...
作家・室井佑月氏はエネルギー政策について、経団連と安倍政権の間に意見の食い違いが生じたのではないかと持論を展開する。* * * あけましておめでとう。前の号で新年の挨拶をしたけど、年明けの原稿はこれがホントの一発目。 我が家は息子が受験生なので、年末も正月も、テレビをつけず。 だから、安倍首...
2025年の国際博覧会の開催地が大阪に決まった。お笑い芸人のカンニング竹山さんは「東京との温度差がすごい」と感じながら、地方再生に良いタイミングだったのではと指摘する。* * * 万博誘致の結果が出た日、大阪は「万博だー! イエーイ!」って熱狂していたのに、関東の盛り上がりがほぼゼロでしたよね...
政府は今臨時国会で「原子力損害賠償法改正案」を提出した。 原子力損害賠償法は、一言で言うと、原子力発電所などで事故が起きた時に、何十兆円、いや百兆円に及ぶかもしれない損害について、誰がどれだけの責任を負うか、そして、被害者救済のための資金をどう確保するかを決める法律だ。 私たちは福島第一原発事故の...
原発を持つ9電力会社が27日、一斉に株主総会を開く。脱原発などを求めて9社に出された株主提案は計66件で、各社そろって提案に反対の立場だ。ただ、株主への説明資料からは、各社を取り巻く経営環境の違いも浮かび上がる。 電力会社への株主提案は、脱原発を求める市民団体によるものが大半だ。取締役報酬の個別開...
「あなたは福島で野球をできますか?」。そんなタイトルの記事がニューヨーク・タイムズ紙電子版に掲載されたのは昨年12月29日のこと。同記事は東京オリンピックで野球・ソフトボールの会場として使用予定のあづま総合運動公園(福島県福島市)の現状を紹介。五輪に対する地元の期待の声とともに、公園の一角に汚染土が...
万が一、有事にでもなれば弾道ミサイル攻撃の標的になる可能性も取りざたされる原発は日本海沿いに集中する。地域はどう考えているのか。記者が現場を歩いた。 全国の原発の4分の1が集中する福井県南部の嶺南地方。若狭湾に突き出た内浦半島に位置する高浜町音海(おとみ)地区の防波堤からは、関西電力高浜原発の蒸気...