ストレス環境はいくつもあると思いますが、やはり多くの人がストレスに感じやすいのは「対人ストレス」でしょう。職場・家庭・地域のコミュニティーなどでの、対人ストレスの影響が最も大きいと考えられます。

 ストレスへの対処は人それぞれですが、次のいずれかでストレスを減らせるよう取り組んでみてはいかがでしょうか。

1.ストレス源から逃げる
2.受け流す能力を身につける
3.ストレスを浄化してくれるもの・ことを見つける

 上記の1つ目は、例えばストレスの原因が職場の対人関係なら、思い切って転職する、ということです。それはなかなかできない、という場合は、2つ目の「受け流す能力」が大事になってきます。苦手な相手から嫌なことを言われたとしても、受け流せるようになれば、ストレスは多少軽減されます。

 3つ目は自分が楽しめる趣味などが該当します。例えば仕事で嫌なことがあっても「家に帰ると○○が楽しみ」「週末の○○が楽しみ」などと思えることがあれば、自分で精神的なバランスを取って調整できるため、趣味を持つことは大事だと思います。逃げるか、受け流すか、浄化するか。ご自身でストレスの対処方法を考えてみてください。

 食欲が出ているときは、無性に食べてしまうという人もいると思います。そんな食欲が強くなっているときには一度冷静になり、「なぜ私は今、食欲が強くなっているのだろう?」と客観的に自分自身を見てください。そのときに、先ほどの5つのポイントのどれが自分に当てはまっているかと考えてみましょう。食べすぎる手前で冷静になれなくとも、食べすぎた後でもいいので考えてみてください。そうすると対策が打てるようになります。もし最初の対策がダメだとしても次の対策を練り、トライ&エラーを繰り返しながら、理想のダイエットライフを手に入れましょう。

(文/計太)

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計太

計太

計太(けいた)/1989年、奈良県生まれ。大阪教育大学スポーツ科卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。専門は運動生理学。東京を中心にパーソナルトレーニングジム「ボクノジム」(https://bokuno-corporation.com/)を経営。論文の科学的データに自身の経験を組み合わせ、インスタグラムやツイッターなどで理論的かつ実践的なダイエットやトレーニングに関する情報を発信中。“2か月後の減量よりも1年後の健康”をテーマにしたYouTubeチャンネルは登録者11万人(2022年1月現在)と人気を集める。また、公式LINE(https://lin.ee/VJIfdbB)ではダイエットに役立つ情報や動画を無料配信中。

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