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大谷翔平“リアル二刀流”に全米衝撃も 現地記者から起用法に疑問の声

澤良憲/YOSHINORI SAWAdot.
大谷翔平選手(Thearon W. Henderson/特派員/Getty Images North America)

大谷翔平選手(Thearon W. Henderson/特派員/Getty Images North America)

 4月4日(現地時間)、ロサンゼルス・エンゼルスとシカゴ・ホワイトソックスの一戦は、球史に残る試合となった。投手としての復帰を目指したエンゼルスの大谷翔平は、「2番・投手」の“二刀流”で先発出場し、第1打席に飛距離137メートルの特大1号ソロを放ち、投げては最速162キロをマークして5回二死まで無失点に抑えた。

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 この試合はスポーツ専門局『ESPN』を通じて全米に生中継され、メジャーリーグ史上118年ぶりの投打同時出場を多くの野球ファンが目にした。大谷は5回二死から四球や暴投などで同点に追いつかれ、その後、本塁上で転倒するアクシデントもあり無念の降板。初登板を白星で飾ることはできなかったが、一夜が明けた月曜日も全米のスポーツメディアはこの話題で持ちきりとなった。

 メジャーリーグ専門局『MLBNETWORK』の番組「MLB NOW LIVE」では大谷についての熱い議論が交わされた。出演者は「野球がまさに国民的スポーツであることを示した日だった。とにかく楽しい試合で、二刀流を続けることで他の選手にも勇気を与えている」と絶賛した。エンゼルスの地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』も「開いた口がふさがらないような事が目の前で起こった」と報じた。同記事を執筆したジェフ・フレッチャー記者に詳しく話を聞くことができた。「日曜日の大谷選手はどの時よりも万全な状況でした」とフレッチャー記者は言う。全米で誰よりも大谷を近くで見てきた同記者。「(初回裏の)本塁打が注目されたが、3回までの投球こそ私たちが求めていた理想的なものだ」と絶賛した。

 トミージョン手術復帰後、初めて長いイニングを投げられることを示した大谷。ストレートは平均97~99マイルを計測した。4回まで無失点に抑えた投球について「あのままであれば、今季心配することは何もなかった」と述べる一方、「5回の大谷は別人だった」とも分析する。5回、2死、勝ち投手の権利を得られるまであと1死という場面。ランナー1人を置いた状態で突如制球が乱れはじめた。大谷は「最後も苦しかったですけど、いい球はいっていたと思うので」と試合後の会見で語ったが、今季のオープン戦では90球を超えたことはなく、何か狂いが生じたのかと思われた。2者連続で四球を与え満塁の状態。通常であれば投手交代を判断するタイミングだったが、この日ベンチは動かなかった。エンゼルスのジョー・マドン監督は「投げていたボールは素晴らしかった。いいスイングをしている打者はいなかった。確かに四球を出していたが、どのボールも質が高かった」と述べ、続投判断に自信を持っていた。


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