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スポーツ界に新風? プロアイスホッケー「グリッツ」が考える“次世代のアスリート像”

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山岡則夫dot.
横浜GRITSのプレイヤーたち(写真提供・横浜GRITS)

横浜GRITSのプレイヤーたち(写真提供・横浜GRITS)

『横浜GRITS』(=グリッツ)見参だ。

 アイスホッケー・アジアリーグに今季から加わるグリッツ。9月26日、リーグ参入後の初試合が地元で開催されベールを脱いだ。

 規模縮小など苦戦が続くアイスホッケー界にとって新チームの奮闘は朗報。小さくも着実な1歩を踏み出したグリッツが港町から新風を巻き起こす。

「初陣として臨みましたが、けが人もいて人数はぎりぎりだった。選手たちのこの試合にかける気持ちが強かったので、そこは体力度外視で取り組んでくれた。シンプルに感慨深く思う。参入は目標ではなく、あくまで通過点。横浜GRITSというチームの価値をスポーツ界に理解してもらうことが重要なので、まずはアジアリーグへの参入が決定してプレシーズンマッチが迎えられたことは素直にうれしいし、幸せだった。」(浅沼芳征監督)

 9月26日、KOSE新横浜スケートセンターでのH.C.栃木日光アイスバックス戦。

 リーグ公式戦ではないプレシーズンの1試合、試合結果だけを見れば「2-6」の完敗。プロチームとして数々の苦難を乗り切ってきた大先輩アイスバックスに貫禄を見せつけられた。

 しかしこの試合は開幕前の調整やお披露目興行といった、お決まりのものではない。逆風の強いアイスホッケー界へ敢えて飛び込んで戦い抜くための覚悟を示した1戦だった。

 グリッツは慶應大アイスホッケー部OBの代表・臼井亮人、取締役兼GM・御子柴高視などが中心となり、当初からリーグ参入を目指し作られた。クラブは19年5月に発足、20年6月2日に20-21シーズンからのリーグ新規参入が承認された。

「アイスホッケーだけで生活をしていくことが厳しい。多くの才能が埋もれてしまう状況を打開し全力を注げる環境を作りたい」

 北海道で育った代表の臼井は、慶大アイスホッケー部主将も務めた。プレーをし続けていく中で現実を突きつけられた。競技引退後もアイスホッケーに関わっていけるのは、ほんの一握りだ。現実に即したクラブ設立の必然性を強く悟った。


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