「不倫は絶対ない」 妻へのウソがバレた42歳男性の帰る家なくなった地獄 (3/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「不倫は絶対ない」 妻へのウソがバレた42歳男性の帰る家なくなった地獄

連載「男と女の処世術」

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最初から真実を伝えて途方に暮れるのと、隠し続けて最後にばれて途方に暮れるのと、どっちがいいのか。人間の心理的には後者を選びやすいという(※写真はイメージ)

最初から真実を伝えて途方に暮れるのと、隠し続けて最後にばれて途方に暮れるのと、どっちがいいのか。人間の心理的には後者を選びやすいという(※写真はイメージ)

 3年後、再び夫の怪しい行動が見られたのです。このところ妙に仕事がらみの飲み会が多いのです。佳子さんは、前回の経験から確実な証拠をつかむまで夫を泳がせることにしました。夫に気づかれないように毎日カバンや財布をチェックしていたところ、カバンの隠しポケットの中から既に2錠飲んだ形跡がある怪しい錠剤が見つかりました。証拠の写真をとって、そっと戻しました。ネットで調べてみるとまさかとは思いましたが、やはりED(勃起不全)治療薬でした。手が震え、腹わたが煮えくり返る思いでしたがその後も平静を装い続けました。数日後、会社の親睦会だと言って遅く帰ってきた夫のカバンを確かめました。

 1錠減っていました。

 最初はとぼけていた夫も、さすがに事実を認めざるを得なくなりました。我慢に我慢を重ねた佳子さんの怒りと傷つきは並大抵のものではありませんでした。あまりのショックで起き上がることすらできなくなってしまい、でも夜は眠れないという日々が続き、病院で睡眠薬と精神安定剤を出してもらいましたが全く効きません。

 夜になると不安になって居てもたってもいられなくなって3分おきに夫に電話やメールをしてみたり、叫び出したくなったり、涙が止まらなくなったりと、もはや人格が壊れてしまったのではないかと思うほどの事態が、もうかれこれ1年近く続いているというのです。

 夫は妻の信頼を得るべく、会社を出るときには会社から電話をするとか、自分の居場所が分かるアプリをスマホに入れて妻に常に開示したり、自分なりには努力や譲歩をしているのですが、妻の状況がよくなる気配はありません。

 また、夫は自分がそばにいることで妻がこうなってしまっているのだから、(自分は別れたくないけど)いっそのこと別れるのが妻を楽にしてあげる方法ではないか、とも考えそれを提案したら、「あなたはそうやって逃げるのね!」と妻が逆上してしまいました。

 やはり、途方に暮れてしまっています。


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