小室哲哉の反省は危険 夫婦カウンセラーが指南「配偶者介護の対処法」 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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小室哲哉の反省は危険 夫婦カウンセラーが指南「配偶者介護の対処法」

連載「男と女の処世術」

時代は終わったと語る小室哲哉(撮影・上田耕司)

時代は終わったと語る小室哲哉(撮影・上田耕司)

 もちろん、その原因が病気だということも、同じ人だということも、頭ではわかります。しかし、自分が今まで愛してきた人とは違う人に「見えてしまう」という現実もあります。これは多くの人に当てはまりますが、仮に今初めてこの人に出会ったのなら、自分はこの人を愛するだろうか?という問題です。

 卑近な例でいうと、パートナーの不貞行為でショックを受ける理由の一つは、「自分だけを見てくれている、自分を一番に思ってくれている(と信じていた)パートナーがいなくなってしまった」ということだと考えられます。もちろん、物理的に消えてしまってはいませんが、心理的には突然「違う人」になってしまったわけです。パートナーが違う人になってしまうショックというのはそういうものだと思います。

 全ての夫婦は、少なくとも年を経て行くという形で、パートナーが違う人になっていくのを経験します。付き合い始めるとき、仮にドラえもんが20年後に連れて行ってくれたとしたら、誰よりもその相手と付き合いたいと思うでしょうか。Yesと答える人もなかにはいるとは思いますが、そんなに多くないと私は思います。つまり、何もない状態だったら、付き合わないはずの人と、20年後に一緒にいるわけです。

 20年間の相手の変化はもちろん老化だけではありません。社会的・経済的に成功することや、その人について回る社会的評価、人格として円熟すること、性格や生活習慣の変化など多岐にわたります。それだけ変化するからこそ、その人と付き合うか、付き合わないかという選択に決定的な影響を与えるわけです。もちろん平等に見て自分側にも20年間で同じ程度の変化があるはずです。

 しかし、多くの場合これは、ゆっくり進行するので、喧嘩したり、分かりあえた体験をしたり、一緒に苦労や楽しみを共有した体験をしたりしながら、時間をかけて少しずつ素の相手や相手の変化を受け入れ、気持ちを調整していくのが夫婦のプロセスです。

 厄介なのは、急激な変化があった時です。



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