■『炎獅子』


 前半戦で苦しい戦いが続いていた西武が、7月21日からの約1カ月間、赤い炎がデザインされた「炎獅子(えんじし)ユニフォーム」で戦って20勝4敗と圧倒的な勝率を記録。9月には再着用が緊急決定され、通算24勝8敗の勝率7割5分を誇った。クライマックスシリーズ(CS)では敗れたが……。

■『主砲ウィーランド』
 98年以来の日本シリーズ進出を果たしたDeNAの中で、投手のウィーランドが野手顔負けのバッティングで勝利に貢献。今季通算48打数11安打の打率.229で3本塁打12打点を記録した。特に10月1日の広島戦(横浜)での3ランを含む3安打4打点の活躍がインパクト大。先発投手としてローテーションを守る傍ら、「主砲」と呼ばれた。

■『泥試合』
 雨中の甲子園で行われたセ・リーグのCSファーストステージ第2戦。約1時間遅れで強硬開催された試合は、どしゃぶりの雨と阪神園芸もお手上げのグラウンド状況の中で、まさにユニフォームが泥まみれになる球史に残る“泥試合”に。4時間35分の熱戦を勝利したのはDeNAだった。