新外国人選手では、巨人のマギーが5番・サードで3試合にフル出場し、10打数2安打の打率.200と今ひとつの成績だが、得点圏打率は4打数2安打の.500と、13年に東北楽天を日本一に導いた勝負強さは健在だ。オープン戦などで特大のアーチを連発し、ビシエドに続くキューバの大砲として期待された中日のゲレーロは3番打者として打率.333。3戦目で本塁打も放ったが、三塁守備で不安も見せ、チームの勝利には結びついていない。WBCにキューバ代表として出場し、今季から福岡ソフトバンクに移籍したデスパイネは、3試合で本塁打、打点ともに0とまだ真価は発揮していない。DeNAのシリアコ、オリックスのロメロ、千葉ロッテのパラデス、ダフィーはいずれも打率2割台で、目立った活躍はなかった。

 投手では、巨人で澤村拓一に代わる抑えとして期待されるカミネロが、2試合に登板して失点0で、2日には来日初セーブをマークした。東北楽天のハーマンも開幕戦で初セーブを記録し、2試合で失点0と好スタートを切り、ブルペンの一角に定着しそうだ。埼玉西武のシュリッターも2試合を無失点に抑え、ホールドも記録している。広島のブレイシアも2試合で失点0だが、2イニングで4安打を打たれており、一軍定着は難しいかもしれない。

 先発では、DeNAのクラインが開幕2戦目のマウンドを任され、5回1失点で来日初勝利をマークした。オリックスのコーク、東京ヤクルトのオーレンドルフ、北海道日本ハムのエスコバーも先発したが、オーレンドルフは6回4失点で勝ち負けがつかず、エスコバーとコークは敗戦投手となっている。

 ドラフト入団選手では、DeNA1位の濱口遥大が2日に先発してルーキー初勝利の一番乗りを狙ったが、5回4失点で降板し、勝ち負けは付かなかった。野手では中日の京田陽太と埼玉西武の源田壮亮、2人の内野手が開幕スタメン出場を果たした。京田は開幕戦と第3戦に出場していずれも安打を放ち、源田も開幕戦でプロ初打点、2戦目で初安打を記録し、定位置確保も期待できそうだ。