代表レベル選手を根こそぎ…中国サッカーの“爆買い”が止まらない本当の理由 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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代表レベル選手を根こそぎ…中国サッカーの“爆買い”が止まらない本当の理由

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ボカから上海申花へ移籍したFWテベス(写真:Getty Images)

ボカから上海申花へ移籍したFWテベス(写真:Getty Images)

「もうクレイジーなことになってるね。我々は『今冬の移籍市場で中国に来ないのは、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシだけだ』と言い合ってるよ。他はどの選手でも大いに可能性アリだ」と英『BBCワールドニュース』で語ったのは、中国人エージェントのRomain Woo氏だ。確かに、移籍市場が開くたびに中国では「史上最高の移籍金額」がどんどん更新され、とどまるところを知らない。

 なかでも、昨年末に立て続けに発表された2件の移籍成立に、サッカー界は騒然となった。ブラジル代表MFオスカルの上海上港加入と、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスの上海申花加入だ。前者はチェルシー(イングランド)、後者はボカ・ジュニオルス(アルゼンチン)といずれもトップクラブからの移籍で、foxsportsasia.comのまとめではオスカルの移籍金が約73億円と、今冬の移籍市場では世界一。テベスは移籍金こそ約13億円だが、年棒が約47億円で、これまた世界一だ。ちなみに週給に換算すると約8700万円、つまり1分約9000円というサラリーになる。上海上港の監督はアンドレ・ヴィラス・ボアス、上海申花の監督はグスタボ・ポジェと、こちらもかつて欧州トップリーグのクラブで指揮を務めた人物である。

 そして年明けに、今度はベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルがゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)から、ファビオ・カンナヴァーロ率いる天津権健へ移籍することが明らかになった。天津権健は今季から1部に昇格するクラブ。そこへ名門ユヴェントス(イタリア)のオファーを断って加入するのだから前代未聞の事態である。しかし、本人はチャンピオンズリーグに出場するという栄誉よりも実を取った。伊メディアに「片手にユヴェントスという偉大なクラブのオファーがあり、もう片手には家族の未来を考えると断ることのできないオファーがあり、難しい決断だった」と正直に語っており、推定約22億円という年俸を選んだことを明らかにしている。

 ちなみに、「financefootball.com」が2016年1月に独自調査の結果を公表した「中国でプレーする選手の年俸ランクトップ20」にランクインしているのは、こぞって外国人選手だ。有名選手を抜粋してみよう。

1位:アサモア・ギャン(アル・アイン→上海上港)約17億9000万円※
2位:エセキエル・ラベッシ(パリ・サンジェルマン→河北華夏)約17億円
3位:ラミレス(チェルシー→江蘇蘇寧)約15億7000万円
4位:ジャクソン・マルティネス(アトレティコ・マドリー→広州恒大)約15億円
5位:アレックス・テイシェイラ(シャフタール・ドネツク→江蘇蘇寧)約14億5000万円
8位:パウリーニョ(トッテナム→広州恒大)約8億5000万円
11位:フレディ・グアリン(インテル→上海申花)約7億5000万円
12位:エウケソン(ボタフォゴ→広州恒大→上海上港)約7億3000万円
12位:デンバ・バ(ベジクタシュ→上海申花)約7億3000万円
15位:オバフェミ・マルティンス(シアトル・サウンダース→上海申花)約7億円
16位:ジェルヴィーニョ(ローマ→河北華夏幸福)約6億1000万円
※現在アル・アハリにレンタル中


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