五輪内定の桐生祥秀も悔し涙… 陸上100m決勝で見えた残酷さと醍醐味 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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五輪内定の桐生祥秀も悔し涙… 陸上100m決勝で見えた残酷さと醍醐味

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日本陸上競技選手権で大きな注目を集めた男子100m(写真:Getty Images)

日本陸上競技選手権で大きな注目を集めた男子100m(写真:Getty Images)

 6月24日からの第100回日本陸上競技選手権。最も注目を集めたのは男子100mだった。雨が降る中、決勝のレースを見つめたのは2万3000人を超える観客だった。

 日本陸連の伊東浩司強化副委員長が「観客の目が100mだけに集中しているスタジアムの雰囲気は素晴らしく、私もこういう場で走りたかったなと思うくらいだった。レース自体もすごく見応えのある、強いものが集まったすごくいいレースだった」と言うまでの雰囲気。

 あいにくの悪天候で向かい風の条件になり、大会前に多くの人が期待した9秒台突入の可能性は小さくなっていた。だからこそ桐生祥秀の登場以来、「9秒台、9秒台」という無数のつぶやきが聞こえてくるような粘度の濃い空気が充満していたスタジアムの雰囲気とは違う、純粋に勝負を期待する熱い期待に満ちあふれていた。

 そんな中でのレースもまたスリリングな展開だった。誰もが注目したのは、6月5日の布施スプリントで10秒0台の競り合いをした山縣亮太と桐生祥秀だった。しかもそのレースで敗れた桐生は、その6日後の日本学生個人選手権で自己タイ記録の10秒01を叩き出し、最速ぶりをアピールしていたのだ。


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