子育てでイライラしないためには? ドイツ人僧侶の意外な回答 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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子育てでイライラしないためには? ドイツ人僧侶の意外な回答

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南文枝dot.#出産と子育て
小中学生、園児と3人の子どもを育てるネルケさん

小中学生、園児と3人の子どもを育てるネルケさん

兵庫県・但馬の山奥にある安泰寺。雪が降らない時期は妻子もここで生活する。写真は本堂

兵庫県・但馬の山奥にある安泰寺。雪が降らない時期は妻子もここで生活する。写真は本堂

 子どもが生まれるまで、筆者の理想は「いつもにこにこお母さん」だった。だが現実はどうだろう。娘が3歳となった今、争わない日はない。

 ちまたでは魔の2歳児といわれる「イヤイヤ期」のピークが過ぎ、「ちょっとは聞き分けが良くなるのかな」と希望的観測を抱いていたが、とんでもない。口が達者になり、要求は高まり、ついにはパンチを繰り出してくる。これがけっこう痛い。筆者の口調はだんだんときつくなり、最終的に娘は大泣き。それをこわごわと見守る夫。なぜ見ているだけなのだ!とまたイラッとする。

 子育ては修行なのかと迷走しそうになっていたある日、兵庫県北部、新温泉町の山奥にある禅寺、安泰寺の堂頭(住職)で、3人の子どもがいるドイツ人、ネルケ無方(むほう)さん(48)のことを知った。お坊さんの子育て、ましてやドイツ人僧侶の子育てはどんなものなのだろう。居ても立ってもいられなくなり、ご本人を訪ねてみた。

 高校時代に座禅と出合い、禅僧を志したネルケさんがドイツから来日したのは 1990年 。安泰寺などで修行を行い、93年に同寺で出家を果たす。その後大阪でのホームレス雲水(1カ所にとどまらず、各地を巡って修行する僧)などを経て、02年、同寺の師匠が亡くなったのを機に、住職となった。現在は自給自足の修行生活を送りながら、後進の指導や子育てに励んでいる。


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