“準優勝”国学院久我山の躍進がもたらした「光明」 全国高校サッカー (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

“準優勝”国学院久我山の躍進がもたらした「光明」 全国高校サッカー

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.
東福岡・三宅海斗(右)と国学院久我山・名倉巧(撮影・六川則夫)

東福岡・三宅海斗(右)と国学院久我山・名倉巧(撮影・六川則夫)

 第94回全国高校サッカー選手権の決勝が1月11日に埼玉スタジアムで行われ、東福岡(福岡県)が国学院久我山(東京都A)を5-0の大差で撃破して、17大会ぶり3度目の全国制覇を果たした。東福岡はインターハイも連覇中で、夏冬の連覇は12大会ぶり史上6度目の快挙となる。

 伝統である素早いサイド攻撃が武器の東福岡に対し、国学院久我山は小気味よくショートパスをつなぐパスサッカーが持ち味だ。互いに攻撃的なチームの激突とあって埼玉スタジアムには過去最多となる5万4090人の大観衆が詰めかけた。

 しかし、力の差は歴然だった。決勝戦でゴールラッシュをみせた東福岡だが、攻撃陣を支えているのは高い守備力である。今大会6試合で失点はわずかに1点。国学院久我山はショートパスをつないで“美しく勝つ”サッカーをモットーに勝ち上がってきた。決勝戦でも、清水恭孝監督は「自分たちのサッカーをするのが大前提」と選手を送り出した。

 ショートパスをつなぐには選手間の距離が短くなくてはいけない。さらに、パスコースを複数作って相手に的を絞らせないためには、素早いサポートも必要になる。国学院久我山はこれまで貫いてきたスタイルで東福岡に挑んだ。

 しかし、ボールロスト後の攻守の切り替えの速さは東福岡の方が一枚上手だった。国学院久我山のボール保持者に対し、東福岡はDF陣だけでなくMF陣(4-1-4-1の中盤の5人)もプレスバック(自陣に戻って挟み込む守備)して、数的優位な状況を作り、国学院久我山のパスサッカーを封じた。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい