この原理を応用して、渋い顔をやめて、口角をニーッと上げてみてださい。これだけで気分は上がりますし、ニッコリと人に接することを心がければ、相手からも笑顔を返してもらうことができ、さらに気分は高まるはずです。

■スマホの自撮りを利用する

 鏡を見るとき人は、身構えたり、格好をつけた顔を無意識にしたりします。むしろ「作った自分の顔」しか知らないのが現実です。その現実を逆手にとって、「変顔」の自撮りをして、笑い飛ばすという方法があります。

 まず顔の各部分、目、鼻、口、耳、額、頬、顎、首などを動かしてみましょう。回したり、左右に動かしたり、膨らませたりすぼめたり、遊び感覚で自由自在に動かしてみましょう。顔に意識がいくだけでも、憂うつな気分を忘れられます。

 次に「変顔」をつくって撮影します。鏡や画面を見ずに撮るのがおススメです。いくら深刻なことに心を奪われていても、想像以上におかしな自分の顔を見たら思わず吹き出してしまいます。いつも鏡で見る自分の顔とは違うものを見ることで、いつもの自分から抜け出す効果があるのです。

 ちょっとしたコツで、日常生活は楽しくなります。どうせ仕事をするなら、気分を上げて前向きに楽しんで欲しいと心から願います。そして、そのほうが、間違いなく仕事の成果も上がるのです。(プロコーチ・夢実現応援家 藤由達藏)