リオ五輪に挑む畠山愛理(撮影・末永裕樹)
リオ五輪に挑む畠山愛理(撮影・末永裕樹)
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「目標は金メダル」と語る畠山愛理(左)(撮影・末永裕樹)
「目標は金メダル」と語る畠山愛理(左)(撮影・末永裕樹)

 リオ五輪での入賞、いやことによってはメダルも、と期待されている新体操団体チーム「フェアリージャパンPOLA」の中心的存在なのが畠山愛理選手だ。

【リオ五輪を目指す 美しき世界の新体操の選手たち】

 現在、日本女子体育大学4年生。2015年にはミス日本の「和田静郎特別顕彰」にも選ばれるなど、「美しすぎる新体操選手」として絶大な人気を誇る畠山だが、フェアリージャパンのメンバー入りする前には、「新体操を辞めよう」と考えていた時期もあったという。

●自信がもてず「新体操を辞めることも考えた」ジュニア時代

 北京五輪のときのメンバーのまま09年の世界選手権(日本開催)を戦いぬいたフェアリージャパンは、09年末に行ったオーディションで大幅にメンバーを入れ替えた。当時、中学3年生だった畠山は、このオーディションに合格しメンバー入りを果たしたのだが、このとき「フェアリーに落ちたら新体操は辞めよう」と考えていた、と畠山は言う。

 小学生の頃から、抜群のスタイルで「末はフェアリージャパン」と期待されていた畠山だが、中学時代は故障にも悩まされ、なかなか結果が出せなかった。

 すでにフェアリージャパンの練習生には選ばれていたが、中3のときにやっと出場した全日本ジュニアでも個人総合8位。「自分は日本の代表選手としてやっていける」という自信はもてないままだった。

 オーディションのときも、畠山より個人の実績で上回る選手たちや、逆に無名なだけにこの場でアピールしたいという意欲満々の選手たちに比べて、畠山は消極的に見えた。おそらく、このときの彼女には、「本当に自分はフェアリーでやっていけるのか」という不安のほうが大きかったのではないかと思う。

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