まずGKは今大会に参加した櫛引政敏(鹿島)と中村航輔(柏)で決まりだろう。CBは植田直道(鹿島)と三浦、右SBは5月11日のガーナ戦で好クロスを供給した伊東幸敏(鹿島)と負傷からようやく復帰した松原健(新潟)を選出。問題なのが左SBで、亀川と山中亮輔(柏)が負傷中のため、今回は三丸が招集された。彼もトゥーロンでは奮闘していたものの、ネックとなるのが鳥栖ではレギュラーではないため、実戦の経験不足である。

 そこで起用したいのが、4月の清水とのトレーニングマッチで三丸と交代で起用された小川諒也(FC東京)だ。生粋のレフティーでフィジカルコンタクトにも強い。最後の1枠をどう使うかだが、OA(オーバーエイジ)枠でCB森重真人(FC東京)を推したい。CBの植田と三浦は相手の攻撃を跳ね返す“強さ”はあるが、ロングパスの精度を欠く。それがトゥーロンでは効果的なカウンターを仕掛けられなかった一因でもある。その点、森重は正確なフィードもあり日本代表でもレギュラーCBとなっている。

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