お住まいの家の冬の暖かさについて、満足していますか(暖差リスク予防委員会調べ)
お住まいの家の冬の暖かさについて、満足していますか(暖差リスク予防委員会調べ)
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どのような点で不満を感じていますか(暖差リスク予防委員会調べ)
どのような点で不満を感じていますか(暖差リスク予防委員会調べ)

 ここ最近の急な冷え込みで、朝、布団から出られなかったり、お風呂あがりに震えたり、寒さを実感している人も多いのではないだろうか。そんな時に気をつけたいのが“ヒートショック”だ。ヒートショックとは、急激な温度の変化で身体がダメージを受けることをいう。

 特に高齢の方が家庭内で亡くなる場合、その原因の4分の1を占めるといわれている。ヒートショックを起こしやすい場所として挙げられるのが、トイレ、洗面所、そして浴室だ。ちなみに、入浴中に亡くなる人は年間1万人を超えるといわれており、交通事故による死亡者の約3倍にもなるという。

 このヒートショック現象の要因となる住環境リスクを「暖差リスク」と命名し、その認知促進と予防対策を啓発していく機関である暖差リスク予防委員会が調べたところ、約6割の人がヒートショックを意識していないことがわかった。

 暖差リスク予防委員会が楽天リサーチ株式会社を通して行ったインターネットアンケート(対象地域:全国、対象者:20代~70代の男女2500人)によると、冬の住宅の暖かさに不満を持っている人は、全体の半数に近い46.2%だった。不満な点の1位は「廊下や脱衣室、浴室が寒い」(62.4%)で、2位の「暖房をつけても部屋が寒い」(41.2%)、3位の「暖房をつけた後、部屋が暖まるのに時間がかかる」(40.2%)に比べて20ポイント以上の差をつけた。

 一方、ヒートショックという言葉を知っているという人は全体の50.9%と半数を超えているものの、普段からヒートショックについて意識することがあると回答した人は41.2%に留まった。ヒートショックの印象について聞いたところ、「高齢者にとっては危険だと思う」が最も多く71.4%で、「自分のこととして考えたことが無い」と回答した人も16.8%いたという。

 高齢者にとってのリスクだと捉えがちなヒートショックだが、実際には年齢に関係なく体に影響を及ぼしている。

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