そこで、喉を開いて話せるようになる「あくびトレーニング」をご紹介します。簡単ですので、ぜひ試してみてください。
■あくびトレーニングのやり方
1.あくびをしながら、「ふぁ~」と大きな声を出してみてください。
これを、3回繰り返します。この状態が「あくび度100%」と呼びます。
2.次に、「あくび度100%」の感覚で、次の短い文章を読んでみましょう。
【例文】
おはようございます。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
3.次は、あくびの度数を「100%→50%→10%」へと下げながら、先ほどの例文を読み上げてみてください。
<あくび度数50%>
先ほどのあくび100%で声を出した喉の感覚はそのままに、言葉の輪郭だけを、先ほどよりもはっきりとさせるというのがポイントです。
できればご自身でも、スマホの録音機能や動画の録画機能などを使って録音した声を聞いてみることをお勧めします。
<あくび度数10%>
ここまでくると、喉がきちんと開いている状態で、普通に声を出している感覚に近いレベルになります。
あくび声のままでも、響きのある声は出せるのですが、舌の付け根に力が入った状態がクセづいてしまいます。舌に力が入ったままで、声を出すと、モゴモゴとしたこもった声になりがちです。そのため、徐々に普通の声に戻していくプロセスを踏むとよいでしょう。100%→50%→10%と、段階を経てあくび声から普通の声へと戻していくことで、喉の奥が開いた感覚も身につき、その状態のまま、こもりのない通る声を出せるようになります。
就職活動の際の面接に限らず、初めての営業先でも、初対面のデートでも、信頼感を得たいイベントが控えている方は、ぜひ試してみてください。