視聴者も花(上戸彩)に感情移入しながらドラマを見ている様子。SNSでは、
<こんな笑顔と力強い言葉で送り出してもらえる直樹はどんだけ幸せ者よ>
<見終わった後あんなに壮絶なシーンばかりなのにほぼ上戸彩とのシーンを一度は思い出してしまう>
などのコメントが並んでいる。花が支持される理由としては、演じる上戸のイメージとマッチしていることも大きい。上戸は私生活でも既婚者で、人気女優でありながら、家族を優先して芸能活動をしてきたという点でも似ている。
「上戸は第1子を出産してからは育児に専念するためしばらく仕事をセーブしていました。彼女は常に家庭優先で仕事をするというスタンスで、夫のHIROもそれを理解しています。今回、4歳と0歳の子どもを育てながら撮影に入るのは、かなり大変だったと思いますよ。今回のドラマ出演は、上戸としては異例の“早期復帰”となりましたが、やはり『半沢直樹』だったという理由が大きいと思います。大ヒットドラマであるのはもちろんですが、それほど出番が多いわけでもないので、育児にあまり影響がでない。上戸の母親とHIROが全面的にサポートしてくれているそうです」(女性週刊誌記者)
実際、上戸自身も花の役作りにはこだわりを持っているようで、女性誌のインタビューにこう答えている。
「私は前作からあえて自分以外の部分の台本を読まないようにしていて。直樹がどんな顔をして家にいようとそれは花にはわからないと思うので読む必要がないかなと。なるべく見なくていいものは見ない。自分の見ている直樹だけをみて自分のできることをやる。放送を見て経緯を知る感じでしたね」
役に集中するために、あえて他のビジネスパートの台本は読んでいないという。制作サイドも俳優も、花にはかなりの思い入れを持って、キャラクターを作り込んでいるようだ。
その一方、花の人物描写に違和感を覚える人がいないわけではない。激務の夫を支える専業主婦という設定ゆえ、ジェンダー的な観点から疑問を持つ視聴者の声はツイッターでも散見される。