「『おなかがすかないときは食べない』を習慣づけることです。空腹を感じたら、黒砂糖かハチミツをなめてみてください。血糖が上がり、脳の満腹中枢が反応するはずです」
それでも食べすぎた場合は、翌日の食事量を減らすか、1食分抜くのが良い。
睡眠にも気をつけたい。ウイルスやがん細胞を撃退する免疫細胞は、寝ているときに最も活性化する。
「理想は午前0時前に就寝し、7時間は眠ること。0時を越えると白血球の働きが鈍くなります」
運動することも重要だ。
「運動不足は、体内に脂肪・コレステロールや尿酸など栄養過剰物を増やす。これらがウイルスの好餌となり、感染症が発生する元になります。一方、運動をすると、筋肉細胞から出るマイオカインというホルモンが免疫細胞を活性化します。筋肉の70%は下半身にあり、下半身に特に効果的な運動がスクワット。壁に向かって腕立て伏せ、座りながら貧乏ゆすりなどもいい。簡単で確実な運動を毎日続けることが大切です」
(本誌・亀井洋志、松岡瑛理)
※週刊朝日 2020年9月4日号より抜粋
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