SNS、ネット上では「原監督が全権監督というのもあるだろうけど、トレードや首脳陣の配置転換などフットワークの軽さは中日も見習ってほしい。あれだけ貧打なのにコーチ陣が誰も責任を取っていない…」、「日本ハムファンだけど原監督がうらやましい。最下位に低迷しているのだから、指導者も入れ替えて組織を活性化させないと。中田翔を2軍に落としただけではピリッとしない」などのコメントが相次ぐ。

 原監督の意向が大きく影響している今回のコーチ陣の大幅なテコ入れを、「恐怖政治」と揶揄する指摘もあるが、常勝軍団としての使命とプライドがある。入れ替えの当事者である実松1軍バッテリーコーチ、相川3軍バッテリーコーチら5人のコーチだけでなく、他のコーチも身が引き締まっただろう。交流戦で首位・阪神との差をどこまで縮められるか。

 戦いはまだ道半ば。今後も戦力補強、コーチ人事など驚きのテコ入れが敢行されても決して不思議ではない。(牧忠則)

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