![鶏肉と夏野菜のスタミナ和え (撮影/写真部・松永卓也)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/682mw/img_8d73908a053d62dc7ba42094415487c559122.jpg)
![【ワンポイントアドバイス】切ったゴーヤは塩をもみ込んでしばらくおき、水分を絞ると苦みが和らぐ。(左) ゴマ油、おろしニンニク、練り梅を混ぜたタレに具材を入れてよく和える。 (撮影/写真部・松永卓也)](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/840mw/img_32ea8c227d24c05c8704554c8bd8756654993.jpg)
![黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/480mw/img_20c7b12462036371b6c696e0b21fad0625389.jpg)
料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「鶏肉と夏野菜のスタミナ和え」。
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最近はゴーヤを家庭菜園で育てていらっしゃる方も多いようですね。ゴーヤと言えば、沖縄料理のゴーヤチャンプルーが有名ですが、これからの季節、いろんな献立に活用でき、しかも栄養満点。油との相性がいいので鶏肉と合わせてもいいですよ。
ゴーヤは苦みがありますが、下処理をすれば食べやすくなります。両端の硬い部分を切り落とし、縦半分に切って種とワタをスプーンでこそげ取ります。5ミリ厚に切ったらボウルに入れて塩を振ってもみ、10分ほどおいてください。すると水分が出てくるので、絞って使うと苦みが和らぎます。
鶏モモ肉はひと口大に切り、ゴマ油で炒め、少し焼き色がついたら水気を絞ったゴーヤを加えて炒め合わせ、取り出します。アツアツで食べるお料理ではなく和え物なので、少し冷ましましょう。
タレはゴマ油にニンニクと練り梅を合わせました。炒めた鶏肉のうまみに、ほど良いゴーヤの苦みやさまざまな野菜の香味が引き立ち、晩酌のお供にも合いますよ。
(構成/沖村かなみ)
■鶏肉と夏野菜のスタミナ和え
【材料】(2人分) 鶏モモ肉200g、ゴーヤ250g、キュウリ1本、ミョウガ2個、ショウガ30g、A(おろしニンニク小さじ1、練り梅小さじ2)、ゴマ油大さじ2、塩・胡椒各少々
【作り方】(1)鶏肉はひと口大に切り、塩・胡椒を振る。ゴーヤは縦半分に切って種とワタを取り、5mm厚に切り、塩(分量外、小さじ1)をもみ込み、10分ほどおく。(2)フライパンにゴマ油を熱し、鶏肉を炒める。水気を絞ったゴーヤを加えて炒め合わせる。(3)キュウリは塩少々を振って板ずりし、軽く水洗いして拍子木切りにする。ミョウガ、ショウガは千切りにする。(4)ボウルにゴマ油(大さじ1)とAを入れて混ぜ合わせ、(2)と(3)を加えて和える。
【ワンポイントアドバイス】切ったゴーヤは塩をもみ込んでしばらくおき、水分を絞ると苦みが和らぐ。ゴマ油、おろしニンニク、練り梅を混ぜたタレに具材を入れてよく和える。
※週刊朝日 2021年7月23日号
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