そこで、第3戦のメンバー構成にも関わるが、ここまでの2試合での課題の一つに、選手交代がある。試合途中からピッチに立った選手たち、前田大然、旗手怜央、上田綺世、そして三笘薫と、いずれも持っている能力を発揮できておらず、試合に入り切れていない印象も受ける。先のEUROでも分かるように、優勝のためには控えも含めたチーム力が問われるだけに、大会中に控え組をしっかりと“使える”ようにしておかなくては勝ち上がることは難しい。初戦で遠藤、堂安、中山の3人、この日は酒井、田中碧の2人が警告を受けたことも、第3戦で彼らを休ませる大きな理由になる。逆に、これまで出番の少なかった面々の力でフランスを撃破できれば、その後に続く「金メダルロード」がハッキリと姿を現すことになる。
〈パリ五輪開幕 オリンピックあのときを振り返る〉【写真特集】東京五輪開会式 名場面ギャラリー