料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ホタテのソテー春菊のグリーンソース」。
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ホタテのバターソテーは私も大好きな料理。少しアレンジを加え、春菊を使ったほろ苦い和風グリーンソースを添えてみました。梅干しやレモンの酸味が入るので、辛口の白ワインにぴったりのおつまみになります。
まずはソース作りから。といっても、春菊と梅干しを細かくみじん切りにして、レモン汁、オリーブオイル、胡椒と混ぜ合わせるだけ。ミキサーをお持ちでしたら春菊と梅干しを粗く切って、調味料と一緒に回せば手早くなめらかなソースに仕上がります。
ソースができあがったら、次はホタテをバターでソテーしましょう。塩、胡椒をふり、表面に焼き色を付けます。焼きすぎるとぷりぷりの食感がなくなるので、中まで火が通りすぎないように注意してください。刺し身用のホタテなら、中はレアでもいいですよ。
盛り付けはいつものようにソースを上からかけるのではなく、下に敷いてみました。いかがでしょう、なんだかちょっと印象が変わりますよね?
(構成/沖村かなみ)
■ホタテのソテー 春菊のグリーンソース
【材料】(2人分)ホタテ貝柱6個、春菊30g、梅干し大1個、A(レモン汁大さじ1、オリーブオイル大さじ1、胡椒少々)、塩・胡椒各少々、バター大さじ1
【作り方】(1)ソースを作る。春菊と梅干しは細かくみじん切りにし、Aとよく混ぜ合わせる。(2)ホタテ貝柱の両面に塩、胡椒をふり、バターを溶かしたフライパンで表面に焼き色を付ける。(3)皿にソースを敷き、(2)の焼いたホタテ貝柱を盛り付ける。
【ワンポイントアドバイス】春菊と梅干しはできるだけ細かくみじん切りにする。ミキサーを使ってもいい。
ホタテ貝柱は表面に焼き色を付け、中は火が通りすぎないように仕上げる。
※週刊朝日 2023年2月3日号