こう言うと、必ず、そんな人材はいないという声が出る。しかし、過去3代の自民党政権の総理は、麻生太郎、安倍晋三、菅義偉の3氏だ。彼らの愚政のおかげで今日の日本の没落がある。現政権でも例えば経産相を見て欲しい。30年以上官僚をやって、何百人もの政治家と接した経験から言えば、萩生田光一氏程度の能力の議員なら立憲にはたくさんいる。岸田文雄総理も、個人の能力は疑問符だらけだ。
要は、立憲が組織として全力で代表を支えられるか、政権に就いた時にどう官僚を使うか。そして、外部の知恵をどう生かすか。それができれば立憲若手には数年で総理になっても良いくらいの人材はいる。
例えば、代表には、東京6区で2回連続勝利した3回生の落合貴之氏または、新潟4区の7回生の菊田真紀子氏はどうだろう。幹事長や代表代行には、森ゆうこ、大河原雅子、若手の石川香織、男性では、逢坂誠二、小川淳也、階猛、田嶋要各氏らがいる。
立憲の議員には、自信をもって同僚の女性、若手議員を世の中に押し出して欲しい。
※週刊朝日 2021年11月19日号より