妻 遠藤亜紀[37]中華・高橋 店舗運営
えんどう・あき◆1983年、東京都文京区生まれ。2003年、都内の香川調理製菓専門学校を卒業。洋菓子店「アニバーサリー」でパティシエをしていたが、腰を痛めて退職。25歳で中華・高橋に転職。店舗の運営や、料理教室のアシスタントを務める
よく調味料のパッケージの裏に、アレンジレシピがありますよね。私たちはあのレシピを自宅のキッチンで開発しています。
作るとなったら、平日の夕食はもちろん、土日は昼も夜も、同じ調味料を使います。同じタレを2週間使って料理したときは、さすがに飽きてしまうくらい。
我が家のキッチンで生まれたアレンジメニューもあります。羊名人(ようメ~じん)ふりかけという羊肉専用調味料は、スパイシーで肉料理に合います。ですが、それ以外で使えないだろうかと、いろいろとトライしてみると、ふりかけに含まれるパン粉が、ポテトサラダに合ったんです。ポテトの水分量がちょうどいいのか、ほどよいサクサク感が残りました。2人で1週間かけて、20パターンは作りました。実験の領域ですね。
最近は、社員がアレンジレシピを発表する社内コンペが開かれるようになったので、2人で応募しています。作って、食べて、考えるのが私たち夫婦の共同作業です。
(構成/編集部・井上有紀子)
※AERA 2021年12月6日号