新人投手ではドラフト2位の森浦が左の中継ぎとしてフル回転。チームトップ54試合登板して3勝3敗17ホールド、防御率3.17を記録した。また3位入団の大道は先発、中継ぎの両方で24試合に登板(うち7試合は先発)し、4勝4敗3ホールド、防御率4.75の成績。また高卒2年目の玉村昇悟も先発として17試合登板して4勝7敗、防御率3.83と可能性を示した。

「若手の成長は目を見張るものがある。試合に出続ければレギュラーとしてNPBを代表する選手になっていくはず。ここに経験、実績ある中堅、ベテランが絡んでいけば選手層はトップクラス。あとは投打で柱になれる外国人選手が必要。広島が強い年には必ず優良外国人選手が存在する。そこがハマれば優勝候補だと思います」(広島担当記者)

 今オフ、九里、大瀬良の先発2人がFA権を行使せず残留したのは大きく、オフには新助っ人の補強にも積極的に動いている。今年在籍した外国人選手は上手く機能しなかったが、新入団のニック・ターリー、ドリュー・アンダーソン両投手、ライアン・マクブルーム内野手が活躍し、若手と上手く噛み合えば上位進出は大いに考えられる。

 今や広島は存在するだけで喜ばれるようなチームではなくなった。長く続いた暗黒時代を抜け優勝する喜びをファンも味わった。勝つことで誰もが満足する球団に成長したのだ。3年に渡るBクラスの期間は再び訪れる黄金期へ向けての準備期間となったのか。来季の広島の戦いぶりに注目して欲しい。

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも