
カレーは寛容だ。あらゆる食材や調味料を受け入れ、スパイスの力でおいしい一皿に昇華する。そんなダイバーシティーの最先端を行くカレー界の象徴が、「中華風カレー」である。羊肉と合わせたり火鍋に入れたり、もとより香辛料文化のある中華料理と、インドのカレー。出会うべくして出会い、生まれた傑作が、ここに。※価格はすべて税込み
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■マーリー麺(麻婆カリー麺 マーリー軒)900円 ※焼きトマトトッピングは100円、ターメリックライス(小)は50円

麻婆豆腐とカレーとラーメンが大好物のオーナーが、「なんとか全部組み合わせたい!」と編み出した創作料理。
紹興酒や豆板醤が利いた「カレーに合う麻婆」と、10種類以上のスパイスが入った「麻婆に合うキーマカレー」。そこに白湯スープを合わせ、麻(マー)とリーが調和する。味の決め手はなんと、お湯で戻したフライドオニオン。ソフト麺のようなモチモチの麺は縦に筋が入っており、あんがよく絡む。ゆがいたあとにスパイス液とあわせてサッと焼くひと手間が、食欲をそそる香りを生む。
麻婆麺やカレーラーメンからさらに進化した、トリプルコラボ。アイデアの勝利。お見事。

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