大阪桐蔭・松尾汐恩
大阪桐蔭・松尾汐恩

「どっしりと構える捕手像が一般的な中で、松尾君は内野手として培った俊敏さを生かした瞬発力型。抜けた投球やポップフライへの反応、一塁へのカバーの際のスタートなどは、体全体がばね仕掛けのような感じ」

 打者としても昨夏から一段と成長しているようだ。

「細身ですがパワーがついてきた。体全体を下から巻き上げて回転させる打法は、守備と同様にばね仕掛けのよう」

大阪大会ではチーム最多の3本塁打。打てる“ニュータイプ”捕手はどんな活躍を見せてくれるか。

どんなに前評判が高くとも、プレーしているのは高校生。甲子園では思わぬヒーローが現れることもある。球児の聖地で繰り広げられる熱戦、そして好プレーから目が離せない。

(本誌・秦正理)


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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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