阪神・西勇輝(左)と中日・高橋周平(写真提供・阪神タイガース/中日ドラゴンズ)
阪神・西勇輝(左)と中日・高橋周平(写真提供・阪神タイガース/中日ドラゴンズ)
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 21年シーズンが終わったばかりな気もするが、2月1日のキャンプインが間近に迫っている。選手、ファンともに新シーズンへ気持ちは移り、さらにその先のオフに関しての様々な情報が早くも出始めている。

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 例年に比べ21年シーズンオフの移籍市場は静かだった。FA選手では又吉克樹(前中日)がソフトバンクへ移籍したのみ。注目された大瀬良大地、九里亜蓮(ともに広島)や、梅野隆太郎(阪神)はFA権を行使することなく所属チームに残留となった。

 22年シーズンの終了後には、今年同様に動きの少ないストーブリーグとなるのか、それともリーグの勢力図が変わるような選手の移籍はあるのか……。順調にいけば、投手では阪神・西勇輝、岩崎優、野手では中日・高橋周平、ロッテ・中村奨吾らがFAの権利を取得する見込みだ。

「西が(阪神)投手陣の中心なのは間違いない。登板時は相手の主力投手と投げ合うことが多いが試合は作れている。昨年の防御率は3.76と良くなかったが、(移籍後の2年間は)2点台に抑えている。負け数を減らして欲しいが頑張っていると思う。西のような安定した柱がいなくなることは避けないといけない」(阪神OB)

 西は18年オフにFA権を行使し4年総額10億円(推定)の大型契約でオリックスから阪神に移籍。10勝(8敗)、11勝(5敗)と移籍後2年連続で2桁勝利をマークした。3年目の昨季は右肘の故障に悩まされながら24試合に登板し、6勝(9敗)ながら規定投球回超えの143回2/3を投げ、9月10日の広島戦(マツダスタジアム)では通算100勝も達成した。

「(22年シーズンは)4年契約の最終年で気持ちが入る年です。結果が伴えば相応の契約を求めるはず。下交渉もあるでしょうが結果が出た場合、シーズン後に交渉も本格化するでしょう。他球団からの評価も高いので仮に阪神と決裂した場合は移籍の可能性も出てきます。良くも悪くも自分を大事にして情に流されないマイペースな選手ですから」(阪神担当記者)

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