一方の中村は昨季、二塁手部門で自身2度目となるゴールデングラブを受賞。4年連続全試合出場中で、パンチ力もある打撃と走力もある3拍子揃ったオールラウンダーなのも魅力的だ。

「目立つタイプではないがチーム内での存在感、人気は圧倒的です。野球に対する真摯な姿勢は若手の手本であり新人が入団時に『中村を見ておけ』と訓示されるほど。名門・早稲田大で主将を務めたキャプテンシーにも優れグラウンド上では監督的立場。優勝を狙うロッテに絶対に必要な選手。将来の幹部候補でもあるでフロントは早めに交渉すべきです」（ロッテ担当記者）

　シーズン中の各選手の活躍やチーム事情でオフの移籍市場の動きは大きく変わるが、彼らの動向については所属先以外の球団も熱い視線を送っているだろう。21年のオフは大きな動きはなかったが、今年のシーズンオフには注目選手の移籍はあるのだろうか。盛り上がるストーブリーグを迎えるためにも、まず彼らの新シーズンでの活躍を期待したい。

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