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 ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、のまーちゃんです。

【写真】こんな姿見たことない! 枯れ葉をやさしく抱えて立ち上がる猫

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 5年前、愛犬ポコタロウを載せていただきました。それから2年後、ポコタロウは13歳で私たち夫婦の元から旅立ちました。

 ペットが亡くなるのは身内が亡くなるよりつらいと友人が言っていましたが本当でした。

 ペットとの別れはもう二度と味わいたくないし、ポコタロウのためにも、もう犬は飼わないと決めました。私の愛した犬はお前だけだと操を立てたくて。

 ポコタロウが亡くなってから2年余りたちますが、泣かなかった日は両手の指で足りるほどです。毎日、寝る前にはポコタロウの写真を見て床につくのがルーティンになっていました。

 そんな中、まさかの出来事が!

 主人が庭にすみついた野良猫を飼わないかと言いだしたのです。それが、まーちゃん(写真、6歳、雌)です。

 なんのご縁かわからないけれど、まーちゃんはポコタロウが来た時と同じ6歳。

 なにしろ野良猫なので種類もわからないし、猫は飼ったことがありません。ただ、「もしかして、まーちゃんはポコタロウの生まれ変わりかも」という考えが頭をよぎりました。

 この子もポコタロウ同様、耳の前だけ白いし、なぜかポコタロウのいた所にいそいそと座り、ポコタロウの好きなメーカーのフードしか食べないのです。

 意を決して言ってみました。

「お前はポコか? 私の家族になるかい?」

「にゃあ」と一声鳴いて首をかしげるまーちゃん。まだまだ手探りなところもあるけれど、縁あって私たちのもとにきた新たな命を大切にしていきたいと思います。(静岡県沼津市/40歳/主婦)

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週刊朝日  2022年2月18日号