昨年107試合でマスクを被った太田は出遅れ、打力が高いドラフト2位ルーキーの安田悠馬も守備の面では未知数で不安も残る。そうなると炭谷が開幕スタメンとなる可能性は高い。年齢による衰えもあるだろうがそれらをカバーするだけの百戦錬磨の経験がある。シーズン序盤は試合に出場する機会も増えそうだ。

「全権を任されている石井GM兼監督にとって勝負の2年目。昨年は現場に立って状況を把握し、その上で適材適所の補強をした。例えば太田が出遅れても炭谷に任せられるようにしている。他のポジションもレギュラー級が数人控えている。和田や高田が成長して使えるメドが立てばチームにとって非常に大きい」(楽天担当記者)

 石井監督にとっては結果が欲しい監督2年目のシーズンが始まる。自らがGMとしてトレードに動いた選手たちが優勝への原動力となれるのか。特に近年目立つ巨人とのトレードで移籍してきた3人には要注目だ。

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