(週刊朝日2022年4月8日号より)
(週刊朝日2022年4月8日号より)

 尊敬する東大出身者の最多は俳優・香川照之さんで39人。人気予備校講師の林修さんが32人、人気番組「東大王」で知名度の高いタレントの伊沢拓司さんが21人と続いた。3月末で日本テレビを退社し研究者の道へ進むアナウンサーの桝太一さん(9人)の名も。メディアへの露出が多く、マルチに活躍する人が上位に並んだ。

 夏目漱石(16人)、芥川龍之介(8人)、三島由紀夫(6人)といった文豪も上位にランク入りした。政治家では中曽根康弘(6人)や吉田茂、浜口雄幸、若槻礼次郎、佐藤栄作、宮沢喜一など首相経験者らの名が挙がった。

 最後に好きなYouTuberも聞いた。若者の間ではいまや、テレビタレント以上の人気や影響力があるとされる。

 ヒカキンや東海オンエアなどエンタメ系の面々が多く挙がった一方で、QuizKnockや、いだちゃんねる、wakatte.tv、はなおでんがんなど、難関国立大出身者によるチャンネル名も多かった。ゆる言語学ラジオやBBCといった勉強につながるチャンネルもある。スマホといかにうまく付き合うかが、今どきの東大攻略法かもしれない。(本誌・秦正理)

週刊朝日  2022年4月8日号より抜粋

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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