まさに“ガチ”なハーバードの課外活動。アカデミー賞受賞作「ラ・ラ・ランド」の監督デイミアン・チャゼルが、当時のルームメイトであるジャスティン・ハーウィッツ(のちに「ラ・ラ・ランド」の作曲を担当)とタッグを組んで初めての監督作をハーバード時代に作ったのは有名な話で、卒業後に課外活動の経験をいかした職業に就く学生も多いという。
「学内の演劇プロダクション界で切磋琢磨していた仲間の一人は、先日『カンパニー』というミュージカルで指揮者として、ブロードウェイデビューしました。ほかにも、別のブロードウェイ・ミュージカルで役者や音楽監督をやっているハーバード時代の友人もいます。卒業後に、課外活動での経験をいかして活躍している人は少なくありません。ハーバードの学生にとって、課外活動は社会に出る前の予行演習みたいなものなのかもしれませんね」
(構成/奧田高大)