性加害だけでなく、水原は人種差別問題にも臆することなく声をあげてきた。アメリカ人の父と韓国人の母を持つ彼女は、これまで理不尽ないじめや差別を受けたことを語っている。
「過去に何度も『ハーフであることを理由に差別を受けた』と語っています。その経験から『強く生きていく』という気持ちになり、芸能界に入ってからも強い女性というイメージが定着しました。しかし、いわゆる“嫌韓派”からの心無い中傷は今でもSNS上で続いています。17年にビールのCMに出た際、人種差別的なツイートが多く書き込まれたことが問題となったこともあります。近年、ヘイトクライムに対して果敢にSNSで反差別を訴えていますが、こうした行動も若年層から共感を呼んでいます」(女性週刊誌の記者)
■世界的ブランドからもオファー
水原といえば“物言う女優”というイメージが強いかもしれないが、本業のモデルとしても第一線で活躍しており、ファッション感度の高さは多くの若者を惹きつける。ユニークなデザインや露出度高めのファッションをスタイリッシュに着こなす姿がインスタグラムでよく披露されるが、熱いマインドを持ちながら、クールな印象を持ちあわせる水原に憧れを抱く女性ファンは多い。
「最近では、世界的時計ブランド・オメガの新アンバサダーにも起用されました。同社の社長兼CEOは、『エネルギッシュで若いスピリットを感じさせ、ダイナミックで才能あふれる人』と水原さんを絶賛。同アンバサダーには米女優のニコール・キッドマンやモデルのカイア・ガーバーも名を連ねており、世界的スターの仲間入りを果たしたと言っても過言ではありません。ほかにもパルファン・クリスチャン・ディオールで初のアジアンアンバサダーや、コーチのブランドアンバサダーにも起用されており、世界的ブランドからラブコールが絶えません」(女性ファッション誌の編集者)
以前から「海外の仕事はすべて自分でとっていた」という趣旨の発言もしているが、その行動力や交渉力が実を結んだのかもしれない。