AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年12月19日号では、ソルテクノスの社長・小林稔さん、料理研究家の小林睦美さん夫婦について取り上げました。
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夫31歳、妻25歳で結婚。夫婦と長男(22)、次男(20)、長女(18)の5人暮らし。
【出会いは?】同じ職場で出会い、夫に誘われてディズニーランドに行ったのがきっかけで交際スタート。
【結婚までの道のりは?】交際開始から8カ月後に結婚。
【家事や家計の分担は?】料理、洗濯などは妻、掃除は夫。家計は、一応別々だが、主に食費などの支払いは妻、その他は夫。
夫 小林稔[54]ソルテクノス 社長
こばやし・みのる◆1968年生まれ。広島県生まれ、山口県育ち。工業高校卒業後、建築会社やゼネコン勤務を経て、2000年に、兄と会社を起業。電気工事通信業・建設業で、主力事業は移動体通信設備の設置・保守
妻の料理は本当においしくて、家に帰るといつも出来たてを並べてくれます。食べることは人間の基本ですから、ありがたいですね。
料理のセンスがとてもよく、「映える」ので、料理番組への出演を勧めました。
結婚してから食事作りにも育児にも手を抜かず頑張っていたので、子どもから手が離れたら自分のやりたいことをどんどんやってほしいと思っていました。
おめでた婚で、妻には苦労をかけたと思います。でもお互い、子どもがいるから頑張れたんだと思います。ただ、2人で過ごす時間がとても短かったので、今はその時間を取り戻そうと、休日はよく2人で出かけています。
私は料理のセンスがなくて、最近ようやく果物の皮がむけるようになりました(笑)。でも掃除は得意で、かなりマメにやります。
あと10年ぐらいしたら、会社を後継者に譲って、長野に移住したい。山が見える所で、妻とゆっくりと流れる時間を楽しみたいです。