■光石研(みついし・けん)
1961年/福岡県八幡市生まれ(現・北九州市)。両親とも新日鉄八幡製鉄所勤務。父は八幡製鉄サッカー部でプレーしていた。スキーの名手で、陶芸、音楽と多趣味。一人っ子だった光石は強い影響を受け、のちにブラックミュージックにはまる。
77年/東海大学付属第五高校入学。2年のときに「博多っ子純情」(原作・長谷川法世)のオーディションを受け、合格。校内でも一躍名が知れ渡る。相手役は松本ちえこ。
80年/東京の大学に進学。「男はつらいよ」の25作目、26作目に端役で出演。この年の秋、現在の所属事務所「鈍牛倶楽部」と契約する。
81年/「セーラー服と機関銃」(相米慎二監督)
82年/緒形拳が主演を務めるNHK大河ドラマ「峠の群像」に出演。赤穂浪士四十七士のひとり勝田新左衛門役。
87年/「吉原炎上」に緒形とともに出演。
93年/「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(95年公開、岩井俊二監督)
95年/「Love Letter」(岩井監督)
96年/この頃、愛車を手放し、10年間のクルマなし生活に入る。横浜から世田谷のワンルームへと転居。北九州を舞台にした「Helpless」(青山真治監督)、「スワロウテイル」(岩井監督)
97年/「ピーター・グリーナウェイの枕草子」
99年/「シン・レッド・ライン」で日本軍の将校役を演じる。
2001年/「ユリイカ」(青山監督)
06年/「紀子の食卓」をはじめ、この年から出演ラッシュが始まる。
07年/「サッド ヴァケイション」(青山監督)
08年/「20世紀少年」
11年/33年ぶりの主演作「あぜ道のダンディ」
12年/「アウトレイジ ビヨンド」
13年/「共喰い」
16年/「コールドケース」(WOWOW)。年末、2度目のホノルルマラソンに参加。5時間台で走りきる。第37回ヨコハマ映画祭助演男優賞。
17年/北九州マラソンにゲスト参加。「バイプレイヤーズ」。福島で撮影された「彼女の人生は間違いじゃない」(廣木隆一監督)では、震災後の住民の欠落感を見事に表現した。
18年/「コールドケース2」
19年/「デザイナー渋井直人の休日」

■一志治夫
ノンフィクション作家。『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞。最新刊に秋田の蔵元集団「NEXT5」を取材した『美酒復権』(プレジデント社)がある。

※AERA 2019年3月4日号

※本記事のURLは「AERA dot.メルマガ」会員限定でお送りしております。SNSなどへの公開はお控えください。

暮らしとモノ班 for promotion
「更年期退職」が社会問題に。快適に過ごすためのフェムテックグッズ