2大会連続の金メダルが期待される羽生結弦は早稲田大に在籍中 (c)朝日新聞社
2大会連続の金メダルが期待される羽生結弦は早稲田大に在籍中 (c)朝日新聞社
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 平昌冬季五輪(第23回オリンピック冬季競技大会)が9日に開幕した。日本代表選手は124人が出場予定だ。このうち、大学出身者(在学生含む)が71人いる。どの大学出身者が多いのか。出場選手の出身大学ランキングを調べてみた。

【表】平昌五輪日本代表選手の出身大学ランキングはこちら

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 ランキングをみると、早稲田大が11人と他を圧倒する。メダル候補も少なくない。

 フィギュアスケート男子の羽生結弦は、前回ソチ五輪の金メダリスト。人間科学部通信教育課程に在籍する。スキー・ノルディック複合の渡部暁斗、善斗の兄弟はスポーツ科学部出身。暁斗はソチの個人ノーマルヒルの銀メダリストだ。

 スノーボードの鬼塚雅は世界選手権での優勝経験がある。これが高く評価され、2017年度の早稲田大トップアスリート入試に合格した。

 早稲田大スポーツ科学部ではこのようなスポーツ推薦などによる入試制度が充実しており、各競技で中学高校時代から世界で活躍する選手が多く入学している。これが功を奏して、早稲田大が1位となったといえよう。

 2位の日本体育大(6人)にも金メダルに近い選手がいる。

スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅は少し調子を落としているが、ワールドカップ通算53勝の実力から、好成績が期待できる。前回のソチではメダルに届かなかったので、平昌で雪辱を果たしたいところ。2014年に17歳で飛び級入学した。

 スピードスケート女子の高木美帆はソチに出場できなかったが、その後に世界距離別選手権の団体追い抜きで優勝するなど見事に復活を遂げた。

 4位の中京大(4人)で期待できるのが、スキー・フリースタイル男子モーグルの堀島行真。昨年の世界選手権で2冠を果たしている。フィギュアスケート男子では宇野昌磨、ペアで出場の木原龍一がいる。宇野は昨年の世界選手権2位となった。

 中京大では大学をあげて応援するため、近隣の会場を借りてパブリックビューイングを開く。

 同じく4位東海大の4人は、いずれも札幌キャンパスの出身者である。前身は北海道東海大で、2008年、東海大に統合された。OBのオリンピック出場選手にはスノーボードの國母和宏がいる。バンクーバー五輪前の腰パン騒動と、その後の記者会見での「うっせえな」「反省してまーす」発言で話題になり、そのせいで、学内で行われる予定だったパブリックビューイングが中止となってしまった、というエピソードを残した。

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国立大出身選手が金メダル候補に